対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   時間   たぬき

 今の日本人は時間に縛られている。会社、学校、友達との約束の遅刻は特別な理由がない限り許されない。
特に友達との約束は遅刻を続けると危険な状況に陥ってしまう可能性が高い。この前起きた電車の脱線事故は
日本人が時間に縛られていることがよく分かるいい例だ。たった一分半の遅れを取り戻すために、多くの人が
亡くなった。外国では電車の遅れなど日常茶飯事である。
なぜ、あんな急ぐ必要があったのか疑問が残る。それに対して昔の人や子供は時間をものとして
とらえている。今の日本人は時間に縛られすぎて人間らしい生き方というものを忘れてしまっている。これは
重要な問題だ。
 この原因の一つは、日本人や日本の社会が遅刻などを絶対に許してはいけない社会をつくってしまったこと
にある。外国では少しくらいの遅刻は許されるらしい。そう考えると私の友人達は外国に行っても苦労しない
だろう。なぜかというと、友達の一人が必ず20分は遅刻するからだ。しかし、周りの友達はその人が絶対遅刻
するやつだと分かっているし、時間はいくらでもあるからといったかんじでまったく気にしない。逆に「おまえのせいで
予定の電車に乗れなかっただろ」と言うような人間は、嫌われる。時間はたくさんあるしゆっくり出かけようというのが
私たち流なのである。

   講評   jun

 むずかしい課題が続きますが、しっかり取り組んでいますね。
 歴史実例などを取り入れて、素材語彙を増やすことを目標にがんばりましょう。

     

<4.3週の講評です。プリントに出ないのでここに載せておきます。>

<第一段落>
 実例を挙げながら「専門家の意見にふりまわされて問題を片づけてしまうのは問題だ。」という問題提起をすることができました。専門的知識を持つ人の意見に耳を傾けることもときには必要ですが、専門家の意見にすべてを委ねてしまうと思わぬ落とし穴が待っていることもあるでしょう。
<第二段落>
 第一段落で提起した問題の要因を考えることができました。専門が細分化され、その専門にこだわるがゆえに、全体を見る目が養われないという点は大きな要因と言えますね。
<第三段落>
 要因の二つ目は、社会の現状から考えることができました。幅広い知識や経験を持つことよりも、一つのことを極め、ある分野で権威や何かしらの肩書きを持っている人が重んじられるとはそのとおりですね。
<第四段落>
 他の段落とのバランスを考えると、最後の段落が一行で終わってしまっているのはさびしので、反対意見への理解を示す文を入れるなどして、もう少しボリュームアップできるといいですね。
                             

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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