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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ウォントを大切に   うらね

 「ニューズ」という言葉は、空間的にいえば、外部の状況を判断して、割り出した必要性であり、時間的に見ると、過去から現在にかけて人間こと、得たものを基準にして割り出した必要性という意味に使われる。これに対して「ウォント」は、自分の内部から出てくる必要性であり、現在と未来に時間軸をとった上での必要性を意味している。私は、創造にはもちろんニューズもなければならないが、どこかの時点でウォントが生まれないとダメだと思うのである。ものを創る過程には、総じて飛躍というものが必要である。飛躍するには、内なる欲望の力を借りなければならないのである。飛躍の原動力にはニューズではなく、ウォントだと私は考えるのだ。(要約)私は、ウォントを大切にして、欲望を求め続けて生きていきたい。
 まず、第一の方法として、自分の目標を作ることである。ウォントから起こる行動の方がニーズから起こる行動に比べて強いものなのだ。スポーツ選手もマインドコントロールを重要視しているが、スポーツというものは、いかなる状況においても決してやる気を失ってはならない。スポーツというものは、必ずしも技術が上手な人たちが集まったチームが勝つのではなく、プレー中にもいかに勝つことに執着できるかが勝敗を分けるカギとなる。
 第二の方法として、社会全体に影響されないことである。うまく理屈で成立している社会は、安定していて安全なのだが、周りの合わせて生きていこうと考えているといつまで立っても平凡なままである。偉大な人は、皆一般の人々とは違う生き方をしている。だから、偉大な人間になるには、平凡に生きていこうとしては絶対になれないのである。
 確かにものごとを冷静に見つめることもよいのだが、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついには自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、自分で目標を決めないと周りの雰囲気に溶け込んでしまう。だから、私は、ウォントを大切にして、欲望を求め続けて生きていきたい。

   講評   baba

 現代社会では、自分がやりたいことは何か分からない人がたくさんいます。そのようななかで、自分の「ウォント」を自らのうちに見出し、実践に移すことは、大変な労力を伴いますね。

<第一段落>
 要約はうまくできています。それに続けて生き方の主題「私は、ウォントを大切にして、欲望を求め続けて生きていきたい。」を掲げました。

<第二段落>
 方法の一つ目として、目標を掲げることを主張しました。「ぜたい勝つぞ」という意気込みは、火事場の馬鹿力をひきおこしますね。

<第二段落>
 方法の二つ目として、社会に迎合せず自分のポリシーを貫くことを主張しました。
 無意識のうちに、私たちは「自分がやりこと」が流行のものに合っていることが多いものです。
 真に自分の意志を貫くためには、そうとうの頑固さが必要ですね。その基盤には、自分を認めること、自分を信じることが必ずなくてはなりません。

<第四段落>
 反対意見への理解。「ものごとを冷静に見つめることもよい」としました。
 名言が効果的に用いられています。


☆「ニューズ」→「ニーズ」、「周りの合わせて」→「周りに合わせて」

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