小１から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。 志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で４０年の実績。 ▶ 個別指導のオンライン作文

昨日0 今日997 合計997□

　　　大阪のたこ焼き最高！　　　オーロラ

　「すごいこんでいるね。」
と、私が待ちきれないように言いました。
　今、私は大阪に来ています。そして、大阪で一番来たかったたこ焼き屋さんの行列に並んでいるのです。大阪に、よく出張で来ているお父さんが、地元の人に連れてきてもらったという、人気のあるお店だそうです。いつもは待つことが大きらいなお父さんも、今日はがまんして待っていました。私は（カウンターがいいなぁ）と思いました。なぜかというと、カウンターだとたこ焼きを作っているのが見えるからです。そう思ったら運良くカウンターの席になりました。私はわくわくしながら、席に座りました。お父さんが
「たこ焼き三枚。」
と注文したので
「どうして枚っていうの？」
と聞いたら
「お皿の数え方だよ。」
と教えてくれました。待っている間、私は、お店のお兄さんたちが、たこ焼きをクルクルとひっくり返していくのを、じーっと見つめていました。思わずゴクリとつばを飲みこんでしまいました。そうしているうちに、たこ焼きが来ました。
　私は、さっそくかぶりつきました。まるでシュークリームみたいです。外側はカリッとした歯ざわりなのに、かむとふわっとやわらかくて、幸せな気分になりました。いつもお父さんがおみやげに買ってくる冷凍のたこやきとは、比べ物になりません。冷凍のだと、あたためたときに、べチャッとした感じになってしまうのです。それでも、初めてそれを食べたときには、（東京のたこ焼きに比べて、なんておいしんだろう）と感動したのですが、もう、冷凍のなんて食べられません！（笑）
　だけどあまりにも熱くてお皿に吐き出してしまいました。
「あっつーい。」
「あわてないで。」
とお母さんが笑いました。そうしてゆっくり食べているとお父さんが
「もう一枚三人で食べない？」
と聞いたので、私はおなか一杯でも（やったー）と思いました。その追加の一枚が来たとき、私はまだ最初の一枚を食べ終わっていなかったけれど、一枚十個で三人じゃわり切れないので、
「パパとママが三個で私が四個！」
と言いはりました。私がやっと一枚目を食べ終わったとき、お父さんが、二枚目の私の分を指さして、わざと
「食べていい？　もう食べられないんじゃないの？」
とニヤニヤしながら聞いたので、私は
「食べるっ！」
とがんばって、急いで食べました。
食べ終わったら、もう満腹＆大満足でした。お父さん、ありがとう！
　本当に、こんなにおいしいものは食べたことがないと思いました。またこの外側パリッ、中はトローリのたこ焼きを食べに行きたいです。(今度はお好み焼きにもチャレンジ！）

　　　講評　　　nara

　思い切ってたこ焼きの話だけにしぼって、そのおいしさや食べているときのみんなの様子をくわしく書けた。前の作文よりも、中心がはっきりとして、もっといい作文になっているよ。
　６月１週目は進級テスト。オーロラちゃんだったら心配はいらないね。よりよい作文が書けるよう、題材さがしをしておこう。