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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   おもしろい情報   うっちー

 テレビは同時に大量の情報をかなりの速報性を持って伝えることのできる。しかし、その中の情報は必ずしもすべてとは言えない。画面に映らないような情報もある。おそらくフジテレビばかりを見て産経新聞を購読していればアジア諸国の日本の歴史教科書批判は理解しがたいものになるし、NHKばかりなら受信料の支払いを拒否する人が増えていることもわからないと思う。色々なメディアがあり、その中でもいろいろな見方がある。私は目先のことばかりに感心しないでほかの情報のことも考えてられる人間になりたい。
 第一の方法としてはまずはその情報を疑ってみることだ。以前中間試験の数学で一問目から根号の中がマイナスになってしまい解けないような問題が出題されたことがあった。本来ならこちらの計算ミスを疑うべきだったが私は解けない問題をあっさり捨てて他にとっりかかろうとおもって計算を止めた。それから五分ほど後に先生が来て訂正した。しかし、あの時に解答用紙に書いてあることを鵜呑みにして四苦八苦していたら、動揺してその後の解答作成に大きな影響を与えてしまっただろう。いかなる物でも完全な情報を手に入れることは不可能だ。だからこそ目には見えない裏での何らかの動きも察知していくべきだ。
 第二の方法としては自分の意見を確立し、また、他からも新しい視点に立って物を見ていこうとする姿勢をもつことだ。夕方のニュースで得た情報を朝新聞で読み返し、家に帰ってきてからはインターネットなどで調べてみる。そうすることによってさらに深い意見を持つことができる。自分の確固とした意見があればおのずとその意見をより良くするためにニュースを詳しく見ようとすることができる。私の学校にいる倫理と歴史の先生は、かなり違った見方で歴史を見ている。彼らは自分の授業で散々相手の悪口を言っているものの、倫理の先生は相当量の読書をこなし知識をつけていき、歴史の先生は新聞の切抜きを熱心にやっている。お互い意見は違うが、常に最新のニュースなどに気を配っているらしい。そのようにして毎年言い合っているそうだ。しかし、彼らはなかなかの喫煙家で二人ともタバコを吸っているときは談笑をしているらしい。(笑)
 確かに、テレビなどで情報を仕入れる事で一般人レベルの教養をつけることができる。島国思考が強い日本ではそれは何ら問題無い。しかし、「何事もしないものだけが失敗しない」という名言のように人並みのレベルでは多数派からは向け出せない。本当の意味で情報を生かすにはその裏からそこに至るまでの過程を知ってこそ有効に使えておもしろくなる。そんな面白みが活用できるような生き方をしたい。

   講評   jun

<第一段落>
 長文の内容に最近の話題をうまく絡めて状況説明をし、自分の意見をはっきりと示すことができました。「感心」という言葉は別の言葉に置き換えた方がわかりやすいと思います。
<第二段落>
 中間試験の例を挙げながら、疑ってみることの大切さについて書くことができました。完全な情報は存在しないとは、そのとおりかもしれませんね。
<第三段落>
 相変わらずユーモア表現がうまいですね。二人の先生が相手の意見に同調することなく、それぞれに独自の立場を守っているのは、自分なりの情報収集の仕方があり、確固たる自分の考えを持っているからなのでしょう。
<第四段落>
 反対意見に対する理解を示した部分はよく考えられています。ぴったりの名言を引用して自分の意見につなげることができました。

☆字数もたっぷり書けましたね。作文テストは合格です。おめでとう!
      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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