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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   裏の部分   キリリ

テレビでは見えない部分がある。テレビによって見えている部分と見えない部分とを総合的に判断することによって、初めて、真実に近づくことができる。しかし、人間はテレビで見たことは自然に納得してしまいがちだ。現代では、あらゆる分野がテレビに露出される機会を求めている。テレビなどのメディアから得られるものをそのまま信じてしまうのではなく、その裏側にあるかもしれない真実を見極められる人間になりたい。その方法は二つある。
まず、第一の方法は「自分で実際に見てみる」ということだ。「百聞は一見にしかず」という言葉もあるように、まずは自分の目で見て確かめることが大切だ。野球でもそうだ。テレビで見るのと、実際に球場に行ってみるのではぜんぜんちがう。テレビでは主に打者と投手、それと打球の飛んだところしかほとんど映さない。それ以外のことを映していたらいくつ画面があっても足りない(笑)。しかし、球場に見に行った場合は違う。選手の守備位置、ランナーのリードの仕方、守備のときのカバープレーなど、いわゆるテレビでは映らない「裏の場面」もしっかりと見ることができる。だから、僕は「裏の場面」もしっかりと見るため、野球部の友達と高校野球の三重県大会を見に行くこともある。(体験)
また、第二の方法としては、「自分の考えを持つ」ということである。自分の考えをしっかりと持っていたら、テレビなどの情報に惑わされることも少なくなるだろう。自分の考えも持たずに受け身でいると、情報に流されやすくなってしまう。まずは、自分の考えを持ち、主体的に映像による情報を捕らえることが大切だと思う。たとえば、今回のイラク戦争だ。テレビや新聞ではイラクのテロについてよく報じているが、実際はアメリカのせいでテロが多発しているのだろうとおもう。テレビではあまり報じていないような気がするが、アメリカ軍の兵士が何かをするからテロが起こるのだと思う。
確かに、映像による情報はわかりやすく、効果的に情報を伝えることができる。そのため、そのまま鵜呑みにしがちである。しかし、「花はだれが見ていなくても咲いている」という名言があるように映像の裏側にあるかもしれない、ただ一つの真実を見極められるように生きていきたい。

   講評   kamo


 進級テストの週だったけれど、いつものように、しっかりいい形で書けているね。各段落、バランスよく仕上がっています。がんばったね。
 『構成』……複数の方法は、スタンダードな形で書いているけれど、中身がキリリ君らしくてとてもいい。いい組み立てだね。
 『題材』……野球の話、イラク戦争の話、両方ともいい実例だね。特に体験として書いた野球の話は、やはりとてもわかりやすい。こんなふうに地方大会から見に行ったりしているのだね。そんなキリリ君の話だから、とても説得力があるのだね。
 『表現』……この名言は、今回の作文に特にピッタリだと思えるよ。よく選んだと思います。さすがだね。
 『主題』……結びの形もバッチリ。反対理解と名言に続いて、生き方の主題を繰り返し、ていねいに「主題」を伝えている印象です。よくできました。
 進級テストは、もちろん合格。おめでとう!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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