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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   物の価値はかならずしも・・・?   うらふ

 私たちは、よく「物の価値」をお金に換算して考えてしまいがちである。だが、私は物の価値をお金に換算して考えるのはよくないと思う。その物自体が持っている本当の価値や個性を見極めるべきである。
 物の価値は、必ずしもお金にあらわれるわけではないと思う。私の祖母の家の近くには、春になるとセリやヨモギの生える場所がある。この前の春休みに、祖母の家に行ったときも、私達はそれらを採りに行った。ヨモギは草餅にしたり、天ぷらにしたりするととてもおいしい。また、セリも天ぷらやおひたしにしたときの、そのみずみずしい香りが私は大好きだ。畑や田んぼのあいだにひっそりと生えているそれらを(特にセリ!水辺には草がたくさん生い茂っているのだ)を見つけるのは難しいが、それだけに見つけた時の喜びはひとしおで、味も格別だった。だが、良く考えるとヨモギもセリも全てただである。「お金で買えない価値がある」というのは、まさにこのことであろう。
 また、お金に換算して物を考えると、その本当の価値を見失ってしまうことがあるからである。私は小学校の時、学年で鎌倉へ遠足にいった。途中、由比ガ浜によってお弁当を食べるために休憩を取ったのだが、食べ終わると私は友達と一緒に貝殻を拾いに行った。波とともに砂浜に打ち寄せられる貝殻は、あっという間に海へ流れていってしまい、拾うのが大変だった。だから、私達は何としてでも貝殻を拾おうと夢中になった。やっと獲得することができた桜貝は、端が少し欠けていたが、光に反射してなめらかな輝きを放つこの貝を、私はとても気に入った。そして、それは私達の良い思い出として残り、貝殻はその象徴となった。だが、その貝殻も他の人の目にはただのゴミ(?)としてしか映らないだろう。
 確かに、物の価値をお金に換算して考えると分かりやすい。だが、「雑草とは、まだその美点が発見されていない植物のことである」といわれるように、お金に換算されていないものでも、美点や価値がかくされているのではないだろうか。だから、私は物をお金に換算せずに考えるほうが良いと思う。

   講評   miri

5.1週に書いたものが入っていますが?
週の選択を間違えましたか?

見直してみましょう。 
                

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