小１から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。 志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で４０年の実績。 ▶ 個別指導のオンライン作文

昨日2259 今日1400 合計6272□

　　　映画を見ていえること　　　シーラカンス

　日本人は映画が好きだ。映画の多くは脚本家が想像などで作ったフィクションというもので、実際に起こった話をありのままに伝えるものをノンフィクションという。映画だけではなく日本はペリーの来航以降、文学が盛んになり作者の創作の入った書『坊ちゃん』などが日本文学として残っている。わが国では昔からノンフィクションよりフィクションがより親しまれていた。ノンフィクションとフィクションにはどのような違いがあるのであろうか？≪要約≫
　去年の流行語トップ10に入賞した韓流ブーム。その流行った時に物も試しで韓流の必須アイテム『冬のソナタ』という映画を見た。原作の本は主人公が病死して終わるが、映画は目が見えなくなった設定で結ばれる。映画の中では、同じ場所で事故が3度おきるとか主人公とヒロインが出てくるシーンでは必ず雪が降るなど事実としてはあり得ないものである。フィクションには脚本家が作ったもので非常に喜怒哀楽が見られるシーン等がある。しかし、長編映画やドラマの作品には、極めて重要性の高くない蛇足がある。この映画では主人公とヒロインがくだらない話をしている場面である。ただ、実際にあり得ないことを作品するのがフィクションの良さであると私は思う。≪構成≫
　50年以上も前はテレビなどはなく情報を伝える手段は新聞ぐらいしかなかった。その日に起こった事件などを事実としてありのままに伝えることも私は良いと思う。朝日、読売、産経、毎日、日本経済新聞などとカラーを使わず、文字の新聞は朝刊として家庭内で取っているベストな新聞である。逆に、電車などで読んでいるカラーを使ったスポーツ新聞のひとつ、東京中日スポーツという新聞がある。（関係者及び愛読者がいたら失敬だが）この新聞は、新聞の意味をわかっていない。ニュースであった事件の犯人が特定されているのに反論を唱えたり、サッカー日本代表の新監督に変わるなどというそんな証拠なしに述べるという新聞である。新聞というものは事実などを伝えるものであり事実を変えて話をするのは良くないと思う。しかし、文字の新聞は読み手が飽きたりするのでそこが悪さとも言える。≪構成≫
　事実をありのままに伝えることと、製作をいれて視聴者に感動を巻き起こすのとどちらもよい面があるがインターネットのように様々な記事や面白い内容を見ることができるものが必要だと思う。携帯電話でも多種多様に対応できる機種が売れるという名言のように、様々なメディアの混ざったものが今後必要であると私は思う。

　　　講評　　　miri

＜第１段落＞うまい導入ができましたね。
＜第２段落＞現実をみつめてばかりいると、疲れ果ててしまいますね。それこそ夢も希望もないという状態になることもあります。そんなときに、夢想の世界に飛びたくなったりしませんか？フィクションの存在意義はそんなところにも見出せる気がしますね。空想、虚構なら無限ですから。この例で行くと、シラーカンスさん自身がヨンさまになってしまうことだってできるわけですね。
＜第３段落＞前半にでてくる文字だけの新聞というものはまさしくノンフィクションで構成された「正しい情報源」という役割を持ちます。後半のスポーツ紙にはおなじ新聞といえども、別の役割があるようですね。
＜第４段落＞この携帯電話のくだりは自作名言？　価値観の多様化が叫ばれて久しいですね。質の高い「様々なメディアの混ざったもの」が出てくるとよいですね。
　実例、まとめともによくできています。
　たいへんよくがんばりました。おめでとう！　合★格です。