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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   事実の真実   グレープフルーツ

ノンフィクション作家にできることは、事実の断片を収集し、それに関する仮説を創りだすことだ。すなわち、ノンフィクション作家達が書く作品達は、必ずしも真実が重なってできているわけではない。本当に起こったものの断片を集めるが、その詳細のほとんどは本当とは限らない。一方、フィクション作家たちは、創るというプロセスをつうじて真実をつくりあげている。作家達は真実に近づくために創作するのである。
ノンフィクションでは知ることのできる範囲の真実があり、作家達はそれに起こったかもしれない出来事や感情を書き足していく。ある意味「フィクション」ということだ。ノンフィクション作家たちは事実を想像し、話を組み上げていく。ノンフィクションで、「だからあなたも生き抜いて」という小説がある。辛い人生を乗り越えた、一人の弁護士の伝記的小説だ。その小説も、本人が書いているといえ、そこに書いてある、その時思ったことがすべて本当だとは限らない。事実をもとにして書いてあるが、作家の人生を一つの話にするにはある程度の仮説が必要になってくる。
フィクションでは、話はすべて作家の想像の世界で創られる。とはいえ、それは、作家の世界で起きている、ある種の事実である。「世界の中心で愛を叫ぶ」という有名なフィクション小説がある。白血病で恋人を亡くした男の人が悲しみを乗り越える話だ。その話はAからZまで作者の世界の中で作られている。作者は、話に出てくる人物達の真実に迫っている。
ノンフィクションやフィクション、どちらも良いところがあるが、大事なことは真実とは何かを考えることだ。「夢があるから行動するのではなく、行動するから夢が生まれる。」という名言もあるように、真実がなければ何も生まれない。真実に迫ることが、小説に限らず、大切だ。

   講評   takeko


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