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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   本当の手助けとは   

 人は誰でも、助けたり助けられたりして生きている。そして、事の大小はあるものの助けたことがないという人はいないだろう。やはり、困っているときに助けてもらったりすると嬉しいものだ。しかし、一生懸命にやっているときに助けられると逆に邪魔になっていやになってしまうのである。
 手助けはたいへんよいものだ。困っている人を見かけたら助けるのが当然である。小学生のときに僕が学校の水槽に机をぶつけて割れて穴が開き、水がこぼれてしまった。そのときにクラスの友達はすぐに雑巾を持ってきて、拭いたりするのを手伝ってくれた。だから僕は手伝ってくれた人にすごく感謝している。一人で対処していたらどうなっていたか分からない。拭いてもらって助かったというよりもすぐに助けにきてくれたという気持ちが嬉しかったのかもしれない。
 しかし、手助けがマイナスになることもある。それはその人の邪魔になるような手助けである。僕は前にある問題を解いていて、考え込んでいた。そんなときに通りがかった友達に答えを言われてしまった・・・。だから「あぁーあ」と思ってとても気分が悪くなった。そのほかには宿題を見せてあげることである。宿題というのは、自分の力をつけるためにあるのである。決して写すためにあるのではないのだ。だから見せてあげたりするのはその人のためにはならない。以前に読んだ乙武洋匡さんの『五体不満足』という本の中で、先生がクラスメイトになるべく手助けしないように言うところがあった。最初はひどいことを言う先生だと思ったが、自立させるために必要だから心を鬼にして言ったことが分かった。
 助ける、助けないのどちらも場合によってはいいことである。ただ大切なのは、「大切なのは、健康らしい外見ではなく、健康自身である。」という名言があるように相手に対する思いやりがあるかどうかである。だから手助けは、難しいけれど相手の立場に立ってしなければならないと思う。

   講評   kira


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