対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日3224 今日2271 合計57831
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   子育てとか・・・・   

子供を育てる親の言葉として『ブーブー』とか『ワンワン』と子供に対して言うその風景は現在日常茶飯事のことである。だれしもが結婚して子供を産むといくら大人であっても赤ちゃんにもどってしまったかのように赤ちゃん言葉を使い出す。改めてかんがえると不思議だと思わないか?では、使うことと使わないこととに分けてそれぞれ考えてみよう。
まず、日本人のように赤ちゃん言葉をつかって子供目線に合わせたこどもの育て方から。日本人の私は赤ちゃん言葉で子供を育てる親しかはっきりいってみたことがない。まだ感情を大人のようにもたない赤ちゃんが相手だからこそ思いっきり年に関係なく大人もが赤ちゃん言葉で接せるのであろうが親という一番身近なヒトが自分と同じ言葉で会話をしていると感じるときっとなにげなく仲間意識が身につくのだと思う。みんながみんな赤ちゃん言葉で育てられているから生まれて数ヶ月の子達であってもちゃんと赤ちゃん言葉でそれなりに会話?して遊ぶことができている。だから、大人からみたら常識としてつかう言葉からかけはなれた赤ちゃん言葉が、すこしおかしく思えても赤ちゃんにとってはちゃんとした友達との会話の参考になっており、将来の仲間意識を養うことができていくのだと思う。
次に、今度はぎゃくにフランス人のように子供を小さな大人として扱う子育ての仕方について。日本と違って生まれて間もないころからすでに常識の世界からみたしつけの仕方で、育てているのでそこそこ早めにちゃんとした自立した子供へと、成ることができるであろう。『まだ赤ちゃんなんだから・・・』少しぐらいはこの考えで通用するだろうが、きっとフランスでは(行ったことがないのでわからない・・)第一に子供は自立することが重要とされているのだろう。フランスという国柄でいけば、きっとこの育て方は似合っていると思う。
これらのふたつの意見から確かに子供の目線にあわせた子育てにも、子供を小さな大人として扱う子育てにもそれぞれ良さがある。しかし、どちらともに一番たいせつなことは、『ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけがない。』という名言があるように、自分の手で愛情を持って子供を育てることが大切である。
結局は日本式でもフランス式でも愛情がこもっていればどっちだっていい。

   講評   mako

 赤ちゃんことばを使う日本式の子育てからは、仲間意識が身につくという意見はおもしろいね。そうすると確かに子どもは愛されているという実感を持ちやすいかもしれません。
 一方、子ども中心の子育てでは、子どもがいつまでも一人の人間として信頼してもらえないという不満を抱くおそれもありそうです。「お母さんは、私のことちっとも信用してない。」という子どもの言い分をよく耳にします。私自身、子どものころにそんなふうに思ったこともありました。
 子育ては環境や時代、文化によってずいぶん違うもののようです。ただ一つの正しい方法はなさそうです。だから難しい。
 Rさんが書いているように、愛情が大切だということはだれも疑いのないことです。でも、愛情というのが漠然としていて何だかよくわかりません。
 私は、順調に伝わらないとき、誤解されたとき、反発を受けたとき、うまくいかないときにこそ力を発揮するのが本物の愛情ではないかと思っています。『愛は忍耐づよい』と聖書のことばにもありますから……。だから難しい。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)