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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   意識的な考え   一休さん

   意識的な考え
 一休さん 
 赤ちゃんことば、いわゆる英語で「ベビートーク」は欧米と日本ではだいぶ違う。日本語文化圏内では、赤ん坊が話す「ブーブー」や「ワンワン」などの一連の単語を、母親的人物は赤ちゃんに対し同様な要領で多く使用する。これにより、双方の間の交流を促そうとする努力の表れであると言える。それに比較して、欧米文化では養育的人物は赤ちゃんことばを用いず、成人と同等に会話を赤ちゃんに向かって行う。やはり、口調の音は高くなり、また抑揚は通常以上に誇張されていくことが明確となっている。それぞれの社会で育成された子供は各文化により、各々の性格形成がされているのだろう。
 確かに、日本人のように子供の視線に合わせた子育ての仕方は良いと思う。徳川幕府の時代に鎖国が起きていた国内では、日本特有な文化が成り立っていった。昔日から、日本は礼儀を重んじていて親は子供に合わせて作法などを教育していたそうだ。現在でも、日本では多数な事柄をお母さんと一緒に学習する。このように、昔も今も温かい環境に守られて、順調に育っていく子供たちの性格は、温和で思いやりがあり素直であることが一般的である。ただし、依存心が強まり自立しにくい環境であることは統計上あるそうだ。僕の家の向かいの家に住居しているある人は、問題を抱えていて「引きこもり」となっている。引きこもりというのは、社会問題の一つで原因は日本の文化による影響らしい。「ある人」は子供の頃からお母さんを頼りきっていて、大人になった事にも関わらず社会に踏み出せないらしい。しかし、内面は大変優しい人で周囲の人々を助けることもあるそうだ。これらの情報は僕が小さい頃から母に散々聞かされた話で何回も例に挙げて「親を頼るな。」と注意された。(体験)日本の社会構成・文化がこのような問題を起立させる理由だとしたら、その長所をうまく取り入れて短所を排除するような受け入れ方を子供たちにさせるべきだと思う。
 しかし、欧米人のように子供を大人として扱う育て方も良いと思う。欧米の教育者は子供たちを大人と同じように扱うため、子供は成長して大人と対等に話せるように努力する。そのため、欧米人は自立心は高いが、それに伴い冷たさも一流なのである。(笑)「水に落ちた犬は打て」という「ことわざ」らしきものが欧米には存在する。この意味は、水に落ちたドジな犬を強くするために、助けずに叩くということである。我々、日本人からはとても卑劣に見えるが、欧米人にしてみれば常識と考えられているのである。このように、文化により思考回路さえも変化してくるのである。
 日本と欧米の子育ての良さではなく、一番大切なことは「本人がいかに捉えるか」である。(総合化)いくら大人が赤ちゃんことばを使用してもしなくても、子供が考えていなければ意味がない。子供の捉え方によって、性格形成がされるのであり欧米人なのに優しいということも、当然ながら在り得るのである。自身が周りの環境が自らにどのように影響するかを意識的に考え、判断し物事を捉えていくことが大事だと思う。

   講評   miri


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