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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   親子の関係   梅好き

 人間は他の人間と自由にまじわることができる。自由な人間関係のなかで、ひとつの例外が血縁の関係、とりわけ親子の関係である。しかし、現代、親子という関係が「問題」化してきた。変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまった。社会が進歩し、変化するかぎり、親子のあいだには、大きな落差がつくられていく。安定した関係はグラつき、親子のあいだには一種の緊張関係がうまれてゆく。(要約)私たちは社会の変化を受け入れ、新しい親子関係をつくっていくべきだ。(是非の主題)
 第一の理由としては適応力がないと、新しい時代についていけないからだ。(複数の理由一)ここ数年、携帯電話、パソコン、デジタルカメラ、液晶テレビ、DVDプレーヤーなど、たくさんの便利な機械が普及している。当然、私達の父親や母親は、子供のころから使用してきたわけではない。そうなると、自分達の子供時代と今を比べても、どうしようも無いと思う。こんなに便利になった世の中で使われているものを上手く使いこなさなくては、これから先、大人になってからはずかしい思いをするのは、みえみえだ。それをいつまでも反対していたら、将来、大きくなって大人になったときに、常識を知らない人になってしまう。いつまでも、反対ばかりしていると、それは良い子育てとは言えない。
 二つ目の理由は、よいものは、自然と残っていくからだ。(複数の理由二)時代が目覚しく動くと、全てが変わっていくように思いがちだが、よいもの普遍的なものは残ると思う。たとえば、礼儀。もし、新しいものができても、「礼儀」。挨拶やマナーをしなくてよい、もしくはしない。ということは無いと思う。機械ができたからといって「こんにちは。」とか、「ありがとう。」と言わなくなるのは、どう考えてもおかしい。どれもが消えていくわけではなく、常識的なこと、やらなくてはいけない最低限のことは残っているのだ。
 確かに、昔のように親子が同じことを伝えていく方が、安定はある。(反対意見への理解)しかし「脱皮できない蛇は滅びる(ニーチェ)」という名言もあるように、私たちは進化し続ける時代の中で、新しい親子のあり方を模索していくべきだ。(名言の引用)(是非の主題)

   講評   jun

 要約は簡潔に長文の内容をまとめることができています。是非の主題もはっきりと示すことができました。
 複数の理由の一つ目は、具体例を挙げながら時代の流れに合わせていくことの重要性を説明することができました。便利なものにすぐに飛びついてしまうのも問題ですが、新しいものにどんどん挑戦していく気持ちは必要ですね。
 二つ目の理由ももっともです。時代が変わってもいいものは自然と残っていくものですよね。便利な世の中になっても、あいさつを簡略化してよいということにはなりません。(笑)
 最後の段落はヒントどおりになってしまいましたね。なるべく自分の言葉でまとめてみてね。
                            

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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