対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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親子とは、 悟空
人間は他の人間と自由にまじわることができる。あるいは、まじわる相手を自由にえらぶことができる。学校の友だち、職場での友人、恋人、そして夫婦でさえも、それぞれの当事者の自由な選択によって成立している人間関係だ。しかし、そのように自由な人間関係のなかで、ひとつの例外がある。それは、血縁の関係、とりわけ親子の関係である。しかし、現代のひとつの特徴は、親子という関係が「問題」化してきた、ということであろう。むかしのように、親子は自然なスムーズな関係ではなくなってきたのだ。ぼくは、新しい親子関係を作ったほうがいいと思う。(是非の主題)
ぼくが、新しい親子関係を作ったほうがいいと思う理由は、第一に、昔の親子関係は、親に教えてもらうという考え方だからだ。(複数の理由一)よくお父さんが「何でも自分で調べろ」と言いう。でもぼくは、「めんどくさい」などを行って言いますが。お父さんの言いたいことも分かります。「人に教えてもらうと憶えられないよと」よくいわれます。確かにそうだなと思いました。(体験実例)
ぼくが、新しい親子関係を作ったほうがいいと思う理由は、第二に、大人への一歩踏み出せると思う。((複数の理由二)
確かに今までの親子関係もいいかもしれないがでもぼくは新しい親子関係を作ったほうがいいと思う。(反対意見への理解)(是非の主題)
講評 hota
中学生になってから、感想文がほとんどになりましたし、難しい長文が続きます。読むのも、要約するのも、作文を書くのも、簡単なことではないでしょう。しかし、悟空君は休まず、毎回よく書いていると思います。その成果でしょう、最近では要約がすごく上手になってきましたね。何回も何回もやることで、要約は大事なところが感覚的にわかるようになってきますね。
今回も要約はほとんどいいです。最後の「むかしのように、親子は自然なスムーズな関係ではなくなってきたのだ。」のかわりに、ではどう変わってきたか、ということを書いてある、長文の最後の「完全な保護者・教育者としての親と、完全な被保護者・生徒としての子、という安定した関係はグラつき、親子のあいだには一種の緊張関係がうまれてゆく。」をいれておくと完璧かな。あとはバッチリでした。
複数の理由の一は、「体験実例」も入ってよかったですね。二の方も、自分で考えたところはえらい。もう一つ、実例が入るとよかったね。できれば、「ニュースで……ということを聞いた。」とか、「学校の先生がいつも言っているが、……」などという例が入るとよかったね。
あと、「名言の引用」がなかったのがおしかったです。それと、敬体(……です。……ます。)が混じってしまったことと。でも、全体にはよくがんばりましたね。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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