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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   親子今昔   ウンディーネ

 人間は生きていく中で交わる人間を自由に選ぶことが出来る。だが、「親子関係」だけは私たちが自由に選ぶことが出来ないものだ。昔は、子供の育て方は極めて簡単だった。自分が育てられたのと同じように育てることで、一種の「伝統社会」が出来上がっていたのだ。だが、現代社会での様子はだいぶ違う。親は、じぶんが子どもだったときの経験を思い出してそれによって子どもを育てるのではなく、育児書をひもといて子どもを育てる。私は、親子関係は選べないけれど、その親子関係を大切にしていきことは必要だと思う。理由は次の通りである。
 一つ目の理由。それは、いくら育児書をひもといても、親の経験にかなうものはないからだ。いくら育児書をひもといたとしても、基本的な部分は変わらない。例えば、寒いときには暖かいものを着せる、とか、外に行くときは何かを履くとか。また、現在は、親子でも、同じ漫画や、同じテレビを見たりして、一昔前とはちょっと違ってきたりしている。うちは、育児書なんかに頼らないで、親の経験から、「ああすればいい」、「こうすればいい」と、考えてくれながら、育ててくれた。だから、うちには特にそういう問題はないのだ。
 二つ目の理由。それは、「問題化」していても、信頼しあっていれば、多少の問題があっても、反対に親子の絆が深められるからである。問題があったとしても、親子で話したりして、解決したのなら、それで家族のつながりをもっとしっかりと、頑丈なものにできる。そうなれば、小さな問題、例えば意見が食い違っていたりとか、があっても、すぐに解決できるし、大きな問題も起きないだろう。
 確かに、今だって虐待などの問題はたぁーくさん起こっている。また、昔のように親子が同じことを伝えていく方が、安定はある。しかし、「脱皮できない蛇は滅びる(ニーチェ)」という名言もあるように、私たちは進化し続ける時代の中で、新しい親子のあり方を模索していくべきだ。 

   講評   takeko

とてもよくまとめました。「要約」うまくまとめました。「伝統の口づたえ」による子育てから「育児書」に。どうしてそういう時代になったのかも、頭にとめておいたら、これから役にたつと思います。おそらく、このころから、大家族から、「核家族」にうつっていって、身近に尋ねられるヒトがいなくなったということもあるかもしれません。「理由1」「基本的な部分はかわらない」育児書は、文も固定してしまっています。でも人が見てくれると、その子その子にあわせたことも言ってくれそうですね。基本がしっかりしていれば、変化にあわせることも簡単そう。「理由2」「基本」がしっかりしているからこそ、子どもが親を「信頼」できるようになるのですね。名言、いいですね。主題「進化しつづける時代」ここがポイントですね。いろいろな新しい機械や情報は日々変わっていきます。「新しい親子のあり方を」のあとに、理由1、2に関連づけて、「基本をわすれないようにしつつ」という文をつけたせばかんぺきです!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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