対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
最近、 うらね
最近、日本人は新しいものを購入したがる風潮にある。日本では、家はだいたい30年から40年ぐらいでまた新しく建てなおしまうが、イギリスでは200年ぐらいまで家を使いつづけるそうだ。また、ヨーロッパの人々は車を乱暴に扱って汚くても平気でいられるのだが、日本人は車を家のように丁寧に扱い、汚くなってきたらまた新しいのを購入する。日本は省エネの最先端の国だとよくいわれているのだが、そういう場面では確実に他国に遅れをとっている。だから、私は無駄に物を購入してエネルギーを消費するのではなく、レンタルをしてエネルギーを節約するように生きていきたい。
その方法として第一に物を所有することで満足するのではなく、購入する際に目的を考えることだ。私も小学校の頃に、皆がゲームボーイを持っていたので仲間外れになりたくなかった。そのため、ゲームボーイを買ったのだが、そのすぐ後に新しいゲームボーイが発売されたのだ。その時、私はゲームボーイを買ったことに後悔した。だから、皆が所有しているから自分も所有しようという考え方を捨てて、それを何のために所有するのかという目的を慎重に考えたほうがいい。
その方法として第二に今の日本の社会を改善していくことだ。日本は外国に比べて図書館の数が少ないといわれている。なぜなら、日本人は自分で新品の本を購入していく傾向にある。だから、図書館から本を借りる機会が少ないのだ。このような風潮になっている原因は商品を生産する側にある。商品を生産する側は消費者が商品を購入する意欲を湧かせるために、次々と新しい商品を生産していくのである。そうすることにより消費する側も次々に新しい商品を購入するのである。だから、日本人は古いものは捨てて、新しいものを購入していくという傾向になってしまうのである。だから、生産する側は頻繁に新しい商品を生産することをやめてなければ、この問題を解決することが出来ない。
確かに新しい物を購入することは今の社会を維持するのに大切なことなのかもしれない。しかし、「家とは、外から見るためのものではなく、中で住むためのものである。」という名言があるように、その物の本来の目的を誤解してはならない。しかし、今の日本人はそれを誤解して物を購入している。だから、私は無駄に物を購入してエネルギーを消費するのではなく、レンタルをしてエネルギーを節約するように生きていきたい。
講評 miri
<第1段落>質、量ともバランスのよい要約ができました。
<第2段落>「何のため」に、が非常に重要なポイントです。身近な例でじょうずに説明できましたね。
<第3段落>社会に目を向けた展開。図書館に目をつけたのがよかったです。
<第4段落>たいへん充実した内容の結びがかけましたね。「もの本来の目的」は「価値」とも言い換えられますね。
話の流れがとてもよく、まとまりのある作品になりましたね。よくできました。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |