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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人間の生涯は物事を (感)   ポッター

何ごとかを学ぶことができるというのは、生物として優れた能力を持っているしるしである。猫や犬もものを学ぶという優れた能力を持った動物ではあるが、彼等は、生涯の早い時期に学ぶことをやめてしまっているように思われる。
 ものを学ぶとは、何か新しいことを知ったり、何か新しい能力を身につけたりすること、そして、それらをさらに深めたり高めたりすることである。学ぶことは楽しいと思うべきだ。
 「学ぶことは楽しい」と思う理由は二つある。
 一つは、「学習」というのは、もともと面白い、楽しいものであるからだ。「勉強なんてしたくない、つまらない」と言う人がよく(たくさん?)いるが、それは違う。学習はとても面白いもので、それを知るととても嬉しくなる。もっともっと、知りたいと思えるのだ。
 私は小学校のとき、社会が大嫌いだった。特に歴史と法律のことが嫌いで、歴史は自分と何の関係もない人のことを勉強しなくてはいけないし、法律や裁判のことだって、将来自分が裁判官になるわけでもないのにと、しんそこうんざりしていた。
 中学生になってまた歴史の学習をすると聞いて、嫌気がさした。「もううんざり…」という思いが頭の中でグルグルしていたけれど、実際に授業を受けてみると、だんだんとつまらなさが面白さに変わっていった。まるで、つまらなかったテレビドラマの一シーンが急転して、スリル満点のアクションシーンに変わったような感じだった。小学校ではやらなかった古代人のことや文明のこと…。少し発展して考える卑弥呼の時代や聖徳太子の時代…。何もかもが新鮮で面白かった。
 これは、別に勉強に限ったことではない。私達の好きなテレビゲームだって、かくれキャラや新しい必殺技を見つければ、楽しさが増すだろう。それと同じことなのだ。
 理由の二つ目は、つまらない授業を受けても頭には入らないということ。学校の授業だって、楽しい授業をしてくれる先生の授業は頭の中に入りやすい。私が中学生になって社会が好きになった理由の一つも、これである。けれど、つまらない授業や話しを延々と聞いていても頭の中には入らず、「さて、何を勉強したのだろう?」ということになってしまう。「勉強は楽しい」と思う為にはまず、「楽しい勉強」が必要なのである。
 確かに、勉強には辛い面もある。「やりたくない、嫌だ」と思う時もあるかもしれない。けれど、学習して手に入れた知識は、その人が忘れない限り一生残る。そして、それをどこかで生かすこともできる。好きなこと、興味を持ったこと、不思議に思ったこと…。自分から進んで学習して、その知識を得ることが大切だ。そして、得るだけで終わらせてはいけない。楽しく、わかりやすく覚えられるように、まとめることも大切だ。そうすれば、きっとすばらしい、一生忘れない知識が身につくことだろう。

   講評   inoko


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