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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   米を食べて死にたい   さぼてん

 米というのは弥生時代の頃から日本に伝わって以来今までずっと食べられ、どんな欧米化(なぜ欧米に米という字がつくのだろう!)が進んでいる今の日本だって、「一日に一食でも米を食べんと生活できん!」という人だっている。私だって先の人と同じ考えである。今は「スパゲッティとパン」とか「スープだったらパン」とかいう人も増えているけれど、わたしはそれだけは遠慮しておく。私がなぜ米好き人間に育ってしまったかどうかは良く分からない。小さい頃から結構母に米を出されていたというのもあるかもしれないけれど、やっぱり、日本人なのだから、米好きが普通なのだと少し前に勝手に私の中で決め付けているからかもしれない。
 そして、朝は時間の無い中で、しっかりと食べていかなきゃいけないから、こういう場合はパンより米のほうがオススメである。パンを昼には食べたくないと思う。だって、母に
「今日の昼ご飯はアンパンね!」
なんていわれたら、私の場合相当ショックを受けると思う。夜がパンだったら一寸でも抵抗はあるだろう。そして、私には一つ、学校給食に対して言いたいことがある。それは「牛乳と米が一緒に出る」ということだ! 同じ白色といっちゃぁ白色だが、口の中で、米と牛乳が一緒に入ると思うと寒気がしてくる。だからあれだけは、やめて欲しい。第一、日本の国風文化の象徴ともいえる米と牛乳のミスマッチさといったら想像だけでも気持ち悪い。要するに、私はそれだけ米を汚されたくないという意味だ。
 第二次世界大戦の時には、一般人は米が食べられなくて、粟やひえなどを食べていたというが、そのころの暮らしは(いろんなものが配給とかを考えなくても)日本人にとってはとってもきつかったと思う。米が食べられない生活なんて・・・。考えただけでも嫌だ。その頃の人も、大層米は食べたかったに違いないと思う。日本人皆がしっかり米を食べていたら、米パワーで戦争も勝っていたかも!!
 日本人にとって米とは無くてならないものであるのが、分かってもらえただろうか。もし、米が日本に伝わってなかったらなにが主食になっていただろう。やっぱりパンだろうか・・・それとも自分達で意地でも米を作り出すだろうか・・・。日本人なんか外国人から見たら「ただの米好き馬鹿」に見えるかも知れないけど、日本人から見たら、「雀百まで踊り忘れず」の代代受け継がれた踊りが米なのだろう。日本人だって、「死ぬときは畳で死にたい」というように「死ぬときは米を食べて死にたい」と、土壇場になったら吐くかもしれない。

   講評   yama

 こんにちは。これぞ清書!というように、完成度をアップさせて読み応えのある作文に仕上げてくれました。
 長い夏休み、気持も体調もくずれがちですが、気合入れてのりきりましょう!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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