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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   痛かった思い出   すし

「ガリッ。」「うわっ!」学校で飼っているジャンガリアンハムスターのケージを掃除している時、ハムスターを別の容器に移そうとしたら、あっというまにひっかかれてしまった。という体験をした。その時けっこう血が出たが、あまり痛くなかった。しかし、後から痛くなってきた。アレルギーの人がハムスターを飼っていて、ある日突然ハムスターに噛まれて、発作のようなものをおこして死亡してしまったという話があった。ハムスターは小さいが、噛まれると結構痛い。
実際に、毒蛇に噛まれたことはないが、非常に痛く、はれるらしい。血管毒(出血毒)が中心の蛇に噛まれると血液循環障害、壊死(体の組織の一部が腐敗菌のため死ぬこと)したりするらしい。また、神経毒が中心の蛇に噛まれると、呼吸マヒ、運動神経や知覚神経のマヒが起きるらしい。どれもすごく痛そうである。蛇に噛まれてすごく痛いのに、このような毒が体の中に回るとは泣きっ面に蜂だ。蛇に噛まれた所はズキン、ズキンと痛むらしい。だが、蛇の種類によって痛さは異なるらしい。噛まれると非常に痛いと思った動物は、チスイコウモリと思う。チスイコウモリの歯は犬の犬歯のようにとんがっている。まるでコウモリの羽がついている犬のようだ。考えるだけで非常に痛そうであるが、人間の血を吸うのではなく、人間の家畜の豚などの血を吸うらしい。チスイコウモリは夜行性なので、豚の眠っている間に血を吸うので豚は痛みを全然感じないらしい。痛みがなければ、血を吸ってもいいんじゃないかと思ったが痛みがない変わりにやっかいな細菌を運んでくるらしい。夜中で眠っている時でも痛みというものがあったら、豚にとっても都合のよいことではないかと思う。家畜や動物にとって痛みとは大切なものかもしれない。
しかし、人間にとって痛みとは、非常にやっかいなものだと思う。痛みというものがなかったら、野良犬や熊に襲われて噛まれても、頭を打っても手当を受けるだけでなんの苦労もしないだろう。組み立て体操などではだしでぼこぼこの砂や石のたくさんある所を走り回っても、全然痛くない。小さくこまかくとんがった石の上でも、靴を履いたぐらい速く走れるだろう。また、日本脳炎や筋肉注射などの痛い注射でも平気であると思う。手術の時の麻酔もいらないだろう。
分かったことは、何をしても痛みがないのでは、ガラスが足にささっても痛くないのでどんどん歩き、ガラスもどんどん足の奥深くに刺さっていって治療が難しいとなったら大変なことになる。人間にとって痛みとは、危険なことを教えてくれる大切な体の働きということが分かった。

   講評   yama

 こんにちは。痛かった思い出という題材でしたが、自分がハムスターにかまれた経験から、動物や人間にとっての痛みがどれほど大切かという話にまで発展させてくれました。とても上手な構成です。


<構成>ハムスターにかまれたときの音と会話で書き出してくれました。二つの「」を続けていることで、突然のできごとにびっくりしたようすがよくあらわれています。
<題材>蛇やコウモリなどの実例を入れてくれました。むずかしい専門用語もとびだしてきてびっくりしましたが、よく調べたんだね。毒蛇に噛まれたことは先生もありませんが、想像するだけで身震いしてしまうよね。
<表現>チスイコウモリというとんがった歯をもったコウモリのことを「まるでコウモリの羽がついている犬のようだ」とたとえてくれました。犬がベースにかわってしまっているあたりが、おもしろい表現だね。また痛い上に毒までまわるということで「泣きっ面に蜂」ということわざを使ってくれました。ぴったりのことわざを引用できていますね。
<主題>「人間にとって痛みとは、危険なことを教えてくれる大切な体の働き」とまとめてくれました。確かにその通りだね。痛さを感じなければらくなのに、と思ってしまうけれどそれでは体が危険な状態にあることが分かりませんよね。

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