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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   情報   りんこ

 子供の頃に、道に迷わなかったのは、どうしてだろうか。それは地図を使わなかったからではないか。動物は地図を持たない代わりに、習慣によって獲得した目的地までの道筋や情報を無意識の内に蓄積しており、その情報に忠実に行動する限り、動物は迷いにくいということだ。人間は動物と違い、他人の行動の結果である地理的な情報を地図として受け取り、いくらでも利用できる。人間の作り出した情報は、行動の助けになる物であると同時に、反面使い方がきちんと身に付いていない限り、逆の結果に繋がる危険すらあるのだ。
 確かに、情報を活用することは良いと思う。今、カーナビが付いている車がある。私の家の車には付いていないが、私は去年旅行に行った時にカーナビの付いている車に乗ったことがある。これは、音声が付いている為とても便利で、目的地を設定すればそこまでの行き方をちゃんと説明してくれる。右折、左折する場所なども教えてくれる。これのお陰で目的地に迷わずに行けることが出来た。また、最近の地図は大きくて分かり易いので道に迷うことはないだろう。情報を活用することによって迷わず正確に目的地に辿り着くことが出来るのだ。
 しかし、情報に頼らずに自分の知恵を使ってすることも大事だと思う。例えば、テスト勉強をして居る時に、「ここが出る」と言う情報をもとにそこの範囲だけを勉強すると、結局他の所も出て失敗することがあると思う。テスト勉強をする時、聞いた所だけをするのではなく、自分で出そうな所を探しながら勉強するべきだと思う。自分の知恵と言うか勘で、物事を進めて行った方が良い時もある。その情報が必ずしも確かだとは分からないからだ。
 確かに、情報を活用することも情報に頼らずに自分の知恵を使ってすることも大事だと思う。しかし、一番大切なのは「理想に到達する為の手段はまた、理想への到達を阻む障害でもある」と言う言葉のように物事の方法を上手に使うことだ。<総合化>

   講評   huzi

 ←涼しそうでしょ。
 今回の長文のテーマは情報。多くの情報があふれかえる今、自分にとっての情報を生かしきることは難しいですね。 
  【要約】は、バランスよくまとめました。使い方が身についていないのに安易に情報に頼ってしまうのは危険な結果を招くことがありますね。
  【複数の意見】は、情報と知恵を対比させながら書けました。情報から知恵が生まれることもありますが、情報⇔知恵と対立した状況になるのは、なぜでしょうか。
 それは、【体験実例】で説明がされているとおりです。カーナビが私たちを目的地までちゃんと運んでくれるのは、言う通りにするだけでいいから。しかし、試験前の情報が役に立たないことがあるのは、目的(どの問題が出題されるか)が曖昧だからです。はっきりしないからこそ、頼りたい気持ちはわかりますが(笑)、頼らずに知恵を出してこそ、自分に応じた勉強になるのですね。
  【総合化】は、単なる使い分けにならないようにするのがポイントです。「物事の方法を上手に使う」とありますが、「方法を上手に」の意味が曖昧で惜しいね。 「目的をはっきりさせ、どの手段が自分にとって適切かよく考える」ことかな。具体的に示してみましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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