対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の人生   悟空

冬に例年にない走り込みをして、今年こそは優勝を、と団結を強めていたのだが、三年の夏休みを前にした暑い午後、宗介はコーチの浅野に退部を申し出た。右ウイングの自分が抜けても、実力にほとんど差のない二年生の補欠を補充すれば、チーム全体の力は落ちない。誰にも相談せずに退部を決めた宗介があくまで個人的な問題なのだと自らを納得させていたのにはこんな状況判断があったからだった。しかし、事態は彼の予想しなかった方向に広がってしまった。学校の花形クラブであるサッカー部の三年生の大量退部は職員会議の話題にもなったようだが、理由が受験勉強に専念したい、という至極まっとうなものだったので、校長や教頭も口をつぐんだままだった。ぼくは、自分の意思を連ぬいたほうがいいと思う。(是非の主題)
自分の意思をつらぬいた方がいいと思う第一の理由は、自分の人生だからだ。(複数の理由一)自分の人生は、自分で決めれるものだとよく言うが、その人生が本当に自分にとっていいならぼくは、全然いいと思う。ぼくだって自分で決めて後悔したこともあったけど、自分で決めてよかったこともある。(体験実例)
自分の意思をつらぬいた方がいいと思う第二の理由は、未来のことを考えられるだからだ。(複数の理由一)
確かに仲間のことを思うのは、いいことだけれどぼくは、自分の意思を貫いたほうがいいと思う。(反対意見への理解)(是非の主題)

   講評   hota

 今回は、いつもの論説文と違って小説の一部だったので、要約は難しかったでしょう。全体に、少し長くなってしまいましたが、よく考えて必要なところを選べていました。悟空君の要約をもう一段階要約すると、すごくコンパクトでよくなりそうですね。
 タイトルの「自分の人生」が決まっていますね。文章の内容を簡潔に表していて、いいです。ここで「体験実例」の「ぼくだって自分で決めて後悔したこともあったけど、自分で決めてよかったこともある。」の内容が詳しく書かれていたら、すごくよくなったと思います。おしい。
 第二の理由は、ちょっと実例が見つからなかったかな。こういう時の「社会実例」としては、「たとえばイチローは、小さい頃から自分から進んで野球の練習をしていた。これは、自分で自分の将来を考えて行動していたのだろう。」などと、有名人の例を挙げるといいですよ。
 最後の段落、「反対意見への理解」と「是非の主題」はいいね。あとは「名言の引用」を入れるだけだったね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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