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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   Good idea を作る『ユーモア』   ウサリン

 
 数学なら数学、物理なら物理、こういう真面目なことというものは、一生懸命努力すれば分かります。少なくとも分かるはずです。しかし、ユーモアというものは、ユーモラスと感じるか感じないかというセンスの問題になるわけです。 《構成》
 わたしは、この話を読んで、ロンドンの店の入り口を大きくするアイディアは、修復するお金もかからないし、いっぺんにたくさんの人も入ることが出来る。だから、一石二鳥でとてもグッドアイディアだと思う。
 イギリスでは、ユーモアの感覚が高く評価されている。しかし、それに対して日本では、真面目さが上等と考えられている。このことに関して、私はもう少し、日本のまぁ、文化のようなものに、ユーモアを受け入れた方がいいと思う。
 私が、ユーモアを沢山取り入れている物の中で一番「うわぁ〜、すごいなぁー。」と面白くてとても好きな物がある。それは、『現代アート』。
 私はこの前、夏休みの旅行でフランスにあるシャンパーニュ地方に行った。そして、ポメリーと言うシャンパンを貯蔵してある倉庫に行った。すると、なぜそこにあったのか今でも不思議だが、現代アートの作品が沢山あった。その中で私がとても面白く、気に入ったアートがあるので紹介しよう。《題材》
 まず1つ目は、ズバリッ、カビカビアートだ。このカビカビアートというのは、私が勝手に名前をつけたのだが、本当に、カビカビなのである。これは、台の上に本物のキュウリ、そしてトマトがある。
これに、カビを生やしてあるのだ。もちろん、このカビも本物。私がそれを見たとき、本当にビックリした。また、「野菜というものは腐るとこんな風になるのだなー!」と少し勉強にもなった。が、やはりカビだから、とても気持ち悪かった。
 次のアートは、手動イスメリーゴーランド。これは、メリーゴーランドにとてもよく似ている。ちがうのは、自動が手動だと言うことと、乗るものが、イスだということだ。座るイスの中には様々な種類があるので、とても面白かった。また、私は乗らなかったのだが、実際に乗ることも出来る。しているのを見たときはとても楽しそうだった。
 3つ目は銅像。これは、ポメリーの入り口付近にあった。銅像の男は、右手にホースを持ち、自分の頭に直接水をかけている。実際にこのようなことがあったら、すこしヤバイかもしれないが、このように、現実とはちょっと違う風にするのがまた現代アートの面白いところだと思う。私はその銅像と一緒に写真を撮った。
 4つ目は、少し怖いアート。それは、木の幹の中に住んでいる女の人なのだが、そのアートは寝ているようで、布団から頭の髪の毛の部分が出ていた。それは、本当に人間のようだった《表現》。少し、不気味だった。
 このように、現代アートはとても面白い。だから、他にもこのようなアートがあったら見てみたいと思った。
 このようなことから、人間にとってユーモアというのは、別にあっても無くてもいいのだけれど、あると、自分の生活がより豊かになる唯一の才能であると思う。《主題》


   講評   yuu



 かなちゃん、今月は2つ目の感想文ですかね。読み応え充分で、とても楽しませてもらいました。ありがとう。



 構成の面からまず見ていきますと、一段落にすっきりまとめられた要約は、なかなか鋭い(するどい)視点(してん)で、作者の主題をとらえている良いところです。上手に書けています。
 二段落からは、かなちゃんの体験実例になるわけですが、導入(どうにゅう)=体験実例を書き出すところが、とても自然で美しい流れになっていると感じました。どこまでが要約で、または意見で、どこからが具体的な体験実例(事実)であるかが違和感(いわかん)もなく、すらりと流れているところがすばらしいと思いました。トータル的に作品全体の構成が優れていることがわかります。展開が上手なのですね。
 イギリスと日本の価値観や、文化の習慣、常識の概念はずいぶん違うようですね。そういう意味で、長文の中に出てくるデパートの入り口のお話は、興味深いものがありましたね。どこに「ユーモア」があり、その価値観が見る人にどんなイメージを与えているかを想像することから、体験実例を練りだしてくれているところが、今回、もっとも評価の高いところだと思っています。



 かなちゃんが実際に体験して感じたフランスでの現代アートに見た「ユーモア」は、面白い引用となりましたね。旅行に行ったときの体験談が有効的に作文の中で発揮されていることもうれしかったです。身近に体験した、不思議なユーモアの価値観をかなちゃんなりの感じ方で感想を述べ、「気持ち悪かった」とか「不気味だった」と書いてくれているところでは、ゆうこ先生もぷっと吹き出してしまいそうになりました。(実際は声に出して笑ってしまいました^^)
 気持ち悪くても不気味でも、「また見てみたい」と言ってくれているかなちゃんの結論部では、なぜ「また見てみたいか!?」を追求した形で深めていくと、どんどん作品の厚みが増していくと思いますよ。個人的見解と意見や感情が表現できる作文ならではの大事なところですからね。
 本当に、良い感想文になりました。たくさんの人に読んでもらいたいですね!!! 大変よくがんばりました。


 
 今回の長文ですが、私にはなつかしくもあり、親しみを感じる大好きな長文でした。これまでにも、この長文で感想文を書いてくれた生徒さんの作品をたくさん読んできたからです。ユーモアについて・・・お話は尽きませんが、この続きは今度の学級新聞のときに少しお話してみようと思っています。(読んでね〜)
 長靴下のピッピを読んでいるのですね。良いお話です。ピッピの世界観をじっくり味わってみてくださいね!


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