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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   国際人は理論的思考   ミディ

 国際人とは多分「論理的に思考し、それを論理的に表現する能力を持つ者」だと思う。一方日本人は受験勉強に力を入れている為知識やテクニックの習得ばかりに追いまくられている。つまり、理論的思考の訓練は置き去りにされている。それでは如何すれば良いか、まず国語教育を充実させる事が第一だと思う。(要約)
 私はこの様な考えは日本人は勉強一筋でなく「言葉を大切に」とか「勉強以外のことで役立てる事を行う」事も考えた方が良いと思う。私のクラスの女子だって、頭が良くて活発な子は怒り狂ったらまるで不良の様に男子を蹴り飛ばしている。
「暴力女!!」
とか言われたら一般的な返し方で
「は!?ふざけんじゃねーよ」
と言い返して蹴っている。私は頭が良い人の脳は勉強のことばかりでふざけている男子を黙らせる方法は知らないのは少し残念そうだと思う。私の姉はものすごく口が強い。その性格が影響されたのか、私はいつも力ではなく口で男子と戦っている。例えば
「バーカ」
と言われたら
「だったらあんたは天才なんだね」
と反撃する。それでもし
「そうだよ、オレは天才なんだぞ、すごいでしょ」
と言ってきたら
「真の天才はそうやって自分の事を天才って言わないよ」
と言い返してやる。そこまで言えばほとんどの男子は黙る。だが私はそんなに頭は良くない、なので勉強だけでは論理的思考にはならないのだろうか?
 と言ったって勉強をする事は間違ってはいない。もちろん勉強をしなければ知識だって身につかないし、言葉の意味さえ分からない。論理的思考どころではない。しかし勉強しすぎても論理的思考に成り立つ事はない。なので、勉強と論理的思考を成り立つためのトレーニングを半々に行わなくてはならない。だから、勉強一筋とかではなく60%位勉強に打ち込み40%位論理的思考を成り立つために何をするかを考え、それを実行しなくてはならない。とは言っても2つとも完璧にできたらすごいが、そこまで完璧な人間はいないと思う。そんな人達がいたらもっと世間は良くなっていただろう。それに人間はいろいろな性格の人がいるのでそれぞれの短所を補い合って生きている、だから完璧人間はいないと思う。
 ほとんどの人にとって「ほとんど完璧人間」とはずばり超成績優秀でスポーツ万能、とにかく何でもできる人がすごいと思っていると思う。私にとっては、結構成績が良くて何を言われても冷静に考えて言い返し決して暴力は振るわずに説得力のある人が本当の「ほとんど完璧人間」だと思う。そこでまずは知識やテクニックを習得する事だけでなく論理的思考訓練を置き去りにしない。それで多分「論理的に思考し、それを論理的に表現する能力を持つ者」いわゆる国際人の様になれるだろう。この様な事から私は国語は勉強の中心だと言う意味が分かった。(書き出しの工夫)

   講評   onopi

 第一段落の要約よくできています。第二段落で身近なところから実例をあげられました。この長文の内容からもわかるように日本の学校の中で重要視されるのは知識の習得です。世の中の人がすべて自分にとって味方となればよいですが現実は違います。自分と異なる考え方を持つ人に自分の考え方を伝え、お互いに折り合いをつけていくために必要なのが論理的思考であり、その延長線上に議論があるのだと思います。勉強が論理的思考を養う事につながるのが一番よいことなのでしょうが、そこが難しいのが実情でしょう。あなたが主張しているように単に学校の成績が良いだけでなく、異なる意見を持つ人と上手にコミュニケーションを取れる人になる事が必要だと思います。そのために国語が大切な事がわかったとさいごの段落でまとめてられていることはうれしいかぎりです。(笑)第三段落で話の方向を変えつつ、さいごの段落で上手に自分の考えを深めながらまとめることができました。項目的にも問題はありませんし、よく考えながら書かれている作文だと思います。
    

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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