対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2346 今日2342 合計52252
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   世の中に必要の無いものはない   シーラカンス

 世の中にいる多くの人々は「目あき」と呼ばれるがごくわずかな人々の中には「盲人」である人もいる。目あきである人は、その物を一目で確認することができ目で見える外見的な特徴を捉えることができる。しかし、盲人は外見的な物の特徴を一目で確認することはできない。そのかわりこの文章では、盲人は目で確認できない分その物の内面的な性格や特色にいろいろな発想を持つことができ「心の眼」を養うことができる。神話は目あきの人々にとってはくだらない空想のように感じるが、盲人にとってはそれが、あたかも素晴らしい世界であるかのように優しい心をもつことができるのである。生態系でも目あきにとって必要の無いものでも神話的な考え方をすれば必要になってくるのである。
 目あきの人々の立場から考えると、快適に生きるためには自分の必要を考えていくことが大切だ。自分に必要が無いものがあると困ることだってある。例えば、受験をする際に、私は3年生のころから社会が得意で塾全体の6位をとったこともあるぐらいである。だから受験前の特別講座では社会の講習をとっていなかった。今でも、その講座は自分に必要の無いものだったと思っている。もう一つ私が志望校としていた学校は思考力を重視する学校にもかかわらず、塾の先生等に進められ、なぜか国語は基礎力の方を取ってしまった。14回の授業があったが自分には必要の無いものだと感じていた。こんな例もどうであろうか?例えば部活動についてだが、自分に必要あり価値ある部活を選ぶのがだれだって普通に思っているであろう。私は陸上部であるが世界陸上で見たとおり、種目がきめ細かく分かれていて自分には必要の無い種目も出てくる。例えば、筋力があまり無い私は砲丸投げなどは必要だとは全く思わない。このように自分の人生を歩む上で必要なものをチョイスすることは素晴らしいことである。《構成》《題材》
 しかし、盲人の人たちが考えている、一見不必要なもの、無秩序なものもこの世の中に存在して役に立っているとも私は思う。例えば、部屋の中にいるとムジョムジョしていて目障りなゴキブリ。私も目障りに感じているが、実際ゴキブリには毒が無い。で、ゴキブリのいい点というのは人間が食べるもの以外にもノミやダニなどの害虫を食べてくれる役割があるそうだ。ノミやダニは花粉症になったり風邪をこじらせてしまうような悪影響をもたらす。まさにわれわれ人間の見えていないところから守ってくれているのだ。この他にもミミズは土を食べて糞としてできたての土に戻すという作用がある。だから手が施されていない草原や荒れた田んぼにも土が再生されているのだ。《構成》《題材》
 自分に必要あるものだけをつかうにしても、無秩序なもののよさを理解するのもどちらも大切である。しかし、もっとも大事なことは世の中に存在しているものすべてが大切なのだ。「世の中に必要の無いものは存在しない」という名言にもあるように、この世の中に存在するすべてのものが大切なのである。《主題》《表現》

   講評   miri


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)