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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   先入観とは・・・   ラベンダー

 同じ形や名前でもよく見ると、一つ一つちがう表情や色を持っている。人間は、勝手に、色や形、物事を決めつけている。いわゆる先入観だ。いろいろな植物や人に対して、少ししかしらないのに、こうだ!と勝手に思い込んでいることがある。
 新学期が始まったときのことだ。クラスがえがあった。友達と別れたりしたが、仲良しの友達とは同じクラスになれたのでうれしかった。先生の発表はまだだった。胸が「どきん、どきん」と心の中でひびいた。いよいよ発表だ。「うわ〜とてもこわそう。みけんにしわがよってる〜。」地面が地震のようにぐらぐらしたような気がした。「おはようございます。」先生があいさつをした。見かけほどこわい先生ではなさそうだ。優しそうな声だ。
授業がはじまってみると、いい先生だということがわかった。<<題材・表現>>
 私は、小さいころ水泳クラブに通っていた。十級からどんどんあがって、あっというまに三級まで合格した。ある日、二級のテストの日がやってきた。こわいと評判のコーチが
テストの先生だ。このコーチは、きびしくてなかなか合格させてくれない先生だ。きっと合格はしないだろうと思っていた。だから、いつもよりきんちょうしないで楽に泳げたのだ。テストの結果の発表だ。すると、コーチはにこにこ顔で「合格!おめでとう。よくがんばりました。」といってくれた。そして、いろいろなことを教えてくれた。
 人は、いろいろな物事を先入観をもって判断していることが実に多いのである。もっと、いろいろなことを考えて、いろいろな方向から物事をみることができるようにしたいと思った。

   講評   kira

 ラベンダーちゃん、こんにちは。「先入観」というちょっと難しい語句にチャレンジしました。よく考えてみると、わたしたちはこの「先入観」という思い込みにふりまわされていますね。
 学校のクラス替えは、友だちの事と担任の先生のことで二重にどきどきしますね。これからの1年間がかかっているんだから、真剣です。はじめての先生があたったので、雰囲気でこわそうだと思ってしまったのね。でも、優しい先生でよかった。そういえば、アニメの「クレヨンしんちゃん」に出てくる幼稚園の園長先生も顔がこわいから「組長」なんて呼ばれてるよね。見た目で損してしまう人っているのですね。いつも笑顔がいちばんですね。
 プールのコーチは、厳しさと優しさと両方持ったすてきな人だったのね。本物のスポーツマンですね。
 体験から、ラベンダーちゃんは「もっと、いろいろなことを考えて、いろいろな方向から物事をみることができるようにしたい」と思ったのね。大切な発見になったね。思い込みで見ていると、ひとりよがりの狭い世界をつくってしまいます。「井の中の蛙大海を知らず」にならないように、大きく羽ばたきたいね。
  

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