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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の短所、長所   ウサリン

 私には短所と長所がある。
 私には短所が2つある。
 1つ目は、面倒くさがり屋ということだ。なぜなら、私は、6時間目の授業の最後の方、特に算数の授業の時にはもうノートは汚く書いてしまうのだ。そして、いつも家に帰ってから復習をするときに「う゛っ……。汚い……。」と自分で書きながらも、思ってしまうのだ。字を汚く書くだけではなく、落書きもとても多い。たまに落書きで字が埋まってしまうこともあった。しかし、お母さんに怒られてしまったので今はあまり落書きを書いていない。
2つ目は、授業中にしゃべりすぎてしまうことだ……。以前、わたしが図工の時間、アイディアを出し合おうと、近くの女の子と相談していた。しかし、だんだん盛り上がっていき、次第にはまったく関係のない話、まぁ、趣味の話で盛り上がってしまい、最後には、
「I(友達の名前)さん、O(私の名前)さん、そろそろ静かにした方がいいんじゃないですか?迷惑じゃありませんか?」
と、あきれられてしまったのだ……。あの時は、少し反省した。しかし、私は話が盛り上がるとどんどんしゃべってしまうという変な癖がある。私の口に付いているチャック《表現》でちゃんと口が閉まらないのだ……。
 今までは短所だったが今度は長所だ。私は長所も一応2つある。
 1つ目は、明るいということだ。5年生の3学期、私のクラスでは道徳で『クラスメートの長所』というのをやった。そのとき、わたしは18人中ほとんどが『明るい』や『ニコニコ、いつも笑顔』などばかりだった。だから、私は「私の長所は明るいだ〜」といつもそう思っている。しかし、私は出来るだけニコニコしようと心に決めている。だから、みんなから変な風に思われていなくて良かったと思っている。
 2つ目は、絵がうまいということだ。自分で言うのは変だが、私は絵がかわいい!と言われている。以前、私の5年生の頃のクラスでは3学期、なんと『お買物ごっこ』が流行っていたのだ。そのとき、私はシール紙に絵を書いてシールを作っていたのだが、それがとてもよく売れ、1日のうちに完売してしまうほどだったのだ。だから、あっという間に大富豪になってしまった……。
人間にはだれでも、『短所』、悪いところ、そして『長所』、良いところがある。 短所だけあって長所だけないダメダメ人間はいない。しかし、長所だけあって短所はない完璧人間も絶対いない。だから、必ず一短一長なのだ。《主題》


 

   講評   yuu



 かなちゃん、今月もよろしくお願いします。

 課題の順番でいくと最後のものになりますが、一般化の主題に対して、前向きなよい提言(ていげん)ができていましたね。印象深いところでした。四字熟語を引用してくれているところも良いですね。◎二重丸(にじゅうまる)です!

 一短一長は通常は「一長一短」と書くことが多いですね。
 でも今回は、かなちゃんの作文の実例が「短」「長」の順番だったので、あえて「一短一長」にしてくれたのかな!? 深いなぁぁ……(^_^)!

  

 絵が上手なかなちゃんは健在だと知り、作文用紙にカラフルに飛び出す可愛い絵を思い出しました。とてもなつかしい気持ちになりました。そちらに行っても、かなちゃんの絵はお変わりなく、みんなに人気者なのね。
 かなちゃんの絵の良さは、既成の概念(きせいのがいねん)にとらわれない発想と色使いだと思います。海は青とか、花はピンクとか、みんなが選びやすい色だけでなく、独特の色彩(しきさい)で表現しているところが特にすばらしいと感じます。
 私も、かなちゃんの「長」、「明るさ満点」と「絵が上手!」に一票!!!

  
 
△直してみましょう!

・一段落と二段落のつながりが少々唐突(とうとつ)な印象を受けますので、説明文の工夫をしみてください。

・短所二つ目の「おしゃべり」のところで、注意をしてくれる発言のカギカッコ表現がありますが、これは学校の先生ですね(?)(きっとそうだろうと、ゆうこ先生の想像なので間違っていたらごめんなさい)。主語がカギカッコの前後どちらかにあれば誤解は防げるので、入れてみてあげてください。《余談ですが、学校の先生ではなく、お友達の発言だったりしたら・・・ビックリ発言です(笑)》

・『私の口に付いているチャックでちゃんと口が閉まらないのだ……。』
これはかなちゃんの作文の引用文ですが、意味はよく伝わってきたのですが、「てにをは」を変えて、語句の移動をしてみるとよいでしょう。
 じっくり見てみると面白いダジャレぽい表現になっていたので、ご参考までに・・・

→「私の口についているチャックは、ちゃんと口が閉まらないのだ」と直した場合、チャックの口と人間の口の両方の意味を重ねてみた面白い表現になります。
→「私の口のチャックでは、ちゃんと口が閉まらないのだ。」としてみると、丈夫なチャックはあるけれど、それを押しのけてしまうほど強力な「開く口」があるみたいで、もっとユーモアがふくらむ気がしますね。

 どちらが筆者の意図にふさわしいか分からなかったので両方作ってみました。かなちゃん好みはどちらでしょう?





 

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