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小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   視野を広げると世界が広がる   ミーナ

 視覚系は、光を介してモノの形を承知する。形を触っても分かるから、視覚だけが形の担い手ではない。さらに、聴覚も形の認識に全く無関係とはいえない。我々が「比例」とか「相似」を考えることができるのは、本来、視覚系にそういう性質が存在するからだ。目の網膜は、発生的、構造的には、実は脳の延長であり、相似とは、脳の一部がやっていることを、脳のどこかの部分がよく知っている、ということかもしれない。(要約)
 確かに、相対的な考え方は役に立つ。例えば、テストで五択や三択の問題がでて、答えが分からないとき、この考え方は役に立つ。消去法で消していくと、だいたい答えらしきものが見つかるのだ。また、テストの順位を見たとき、友達より点数が高いと嬉しいし、安心する。成績も、相対評価の方が良いのはその人自身の成績で決めてくれるところだから、まわりの点数が良くても頑張っていたら良い成績をつけてもらえるところなのだろう。(体験実例)
 しかし、絶対的な考え方も大切だ。例えば、入試などでは、相対的な考えで問題を解いていると落ちるだろう。また、テストでも「今度は100点とる!」と言っても、数日経って「80点取る!」と変わっていたら、いつまで経っても高得点はねらえない。目標もそうだ。ころころ変わっていたのでは、結局目指すモノがなんなのか、自分でも分からなくなってしまうし、目指したいものもなくなってしまう。
 相対的な考え方も、絶対的な考え方もどちらも大切だ。だが、一番大切なのは自分考えにとらわれない、視野の広げてものを総合的に考える事だと思う。「問題とは、そこにあるものではなく、自分が作るものである。」という名言もあるように、自分でも考え、相手の立場になっても考え、両方に満足して初めて良い案や結果が生まれる。その途中でなにか問題が出てきても、自分がつくった問題なのだから必ず乗り切れる。だから、ものごとをいろんな角度から見て、少々の問題や不都合などの壁に負けずに、それをのりこえて総合的にものごとを考えるべきだと思う。(総合化の主題)

   講評   hota

 まず、満点で、進級テスト合格です。おめでとう。まあ、いつもよく書けているミーナさんですから、心配はしていませんでしたが。
 要約は、真ん中あたりからのものとして、「視覚系だけにまかせておくと、大きさの絶対値がわからない。」を入れておくといいですね。そしてその後、比例や相似の話につながります。
 その他の項目、「複数の意見」「体験実例」「反対意見への理解」「総合化の主題」「名言の引用」は、キーワードもバッチリでした。いいですね。あとこの作文の内容をよりよくするならば、意見Bの方に「社会実例」が入るとよかったですね。
 もうひとつ、「相対的な考え方」の例として入っている、「成績も、相対評価の方が良いのはその人自身の成績で決めてくれるところだから、まわりの点数が良くても頑張っていたら良い成績をつけてもらえるところなのだろう。」の部分は少し混乱があるようです。このままだと、絶対評価の例のように読めます。考えてみてね。
 全体的には、よかったですよ。森リンの点数も80点に達しましたね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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