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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   隣人間の問題   ともっち

 およそ隣人間でもめごとの生じた場合、直ちに裁判に持ち込まれることは少ない。多少なりとも当事者同士で話し合いがなされるものである。話し合いによる解決は、いつかまた従来の隣人関係を回復させる可能性を与えてくれる。一方裁判は必ずどちらかを悪者と決めつけてしまう結果になる。しかし従来のコミュニティー的な人間関係、伝統的に培われてきたような人間関係がかなり大幅に崩れてきている現代では、実定法に解決を求めざるをえない事態が増えている。ルールがはっきりしていてはじめて信頼関係も成り立ちうるわけだから。私も隣人同士の問題は法によって解決するのではなく、話し合いによって解決するべきだと思う。
 そのためのの第一の方法は、普段からの関係を大切にしてお互いを理解し合うということだ。私の住んでいる地域は、毎年お盆になると町内ごとに地蔵盆をやる。地蔵盆では福引やビンゴや親睦会があって、みんなが少しでも顔を出せるようになっている。私も毎年一回は顔を出すようにしている。普通に生活していてはあまり話す機会がないが、地蔵盆があることで近所の人と話すことができ、親しくなることができる。このように普段から付き合いをすることが大切である。
 第二の方法としてはこれからの関係も考えて、お互いの状況をしっかりと理解した上で解決するということだ。ちょっとした問題が原因で、これから一生にらみ合いながら生活するというのはとても辛いと思う。友達とけんかをした時も、私たちは知らず知らずのうちに手との関係が絶たれないように考えながら仲直りの仕方を考えている。その方法をなかなか考え出せずにけんかが長引くこともあるが、相手との関係を切ってまでその問題を速く解決するということはしない。このように相手のことも考えた上で解決するということが大切である。
 確かに問題をはっきりと白黒つけて解決するということも大切である。「大切なのは結果ではなく、内容である」。従って私は隣人同士の問題は話し合いによって解決するできだと思う。

   講評   huzi

 まずは、第一段落の結びの切り出しかたを変えてみよう。「私も」→「私は」としたほうが、双方の立場を客観的にとらえ、あらためて自分の意見をいう流れとしてふさわしいね。
  【方法】は、どちらも等身大の意見を書けたね。近隣関係を良好に保つためには、ふだんの生活にまかせているだけでは難しいですね。誰もが参加しやすい小さなイベントがあると、いいきっかけになるね。今後の関係を保つためには、早く問題を解決することよりも、解決の仕方に工夫をすることのほうが大切だと述べた第二の【方法】には、納得。気がかりなことがあるとすぐに解決したくなりますが、いっときの満足よりも、長期的な視野に立つことのほうが大切だね。
  【反対意見】、「白黒つけて解決することが大切」とありますが、どんな場合かひとこと説明があるとわかりやすいかな。【自作名言】は◎。
 めずらしくタイプミスがあった〜! 探してみてね。

 いつもと同じような講評ですが(笑)、9.1週の作文進級テストはしっかりクリア! さすが実力派です。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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