対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2426 今日696 合計53032
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   他人の幸せと自分の幸せ   シーラカンス

 視覚系とは何であろうか?視覚系は光を介して形を認知する。形は物の属性だといいもう一方の見方では形は頭の中にあるという見方である。どちらが正しいのかというと難しい。例えば、目は大変有効な感覚器であり物の相対的な大小は見ることができる。しかし、顕微鏡で見なくてはわからないものは人間の目で確認することはできないのである。だから絶対的な値を求めるためにものさしと言う簡易で便利な道具があるのだ。どんな生物でも視覚系に絶対的な要素を取り入れることはできない。他の場面でもこのようなことが起こっているのではないかと私は思う。
 相対的に物事を見たり考えたりすることは私達にとってとても便利である。私は中学生というランクに上がりほぼ2年が経とうとするが、一般的に最も大きく成長するのは中学生ぐらいの時で、同時に食べ盛りでもある。ごく普通の中学生の私も親に「よく食うなぁ」とか多々言われることが多く、学校からの帰宅時に大きな葛藤が始まる。まず限られたお金から買い食いを断念しなくてはならない時がある。その時に素晴らしい手助け・・・それは(クーポンなどのセール品)である。それが実施されている店などの日時などを他店と相対的に比較することで低賃金での利益を得るのである。「たまに部活帰りになるとセール品の店に気付かずに他店で買って損をするなどということがある(笑)。」もう一つの話題として相対的に物を見ることで目標が定まりやすくなるということがある。陸上をしている私は、大会等で自分より優秀な学校には負けないよう目標を定めている。これは優秀校に対する勉強以外のもので抜くというプライドで相対的な目標を決められるのだ。《構成》《題材》
 しかし、人生歩んでいく上で相対的なものだけで比較していくだけでは破滅してしまう。そのためには絶対的なものが必要な時があるのだ。例としてこんなものが挙げられる。中学や高校では教えてくれる人や比較となる仲間がいた。しかし、自分が就職する時に受ける就職試験の対策は全て自分でやらなければいけない。その時に自ら目標を高く決めて誰の邪魔も受けずにやることとなる。このときに絶対的なものを発揮しなくてはならない。また中高生になってくるとある程度将来の夢を考えるようになる。ひとそれぞれ思いにかける夢がある中、なかなか決まらない人もいる。そして、友達と同じ職業を選んで仕方なく働いている人間もいる。その人たちは一つの楽しみというものを奪われてしまったのだ。さらに時はたつと年金暮らしの世代にはいる。長い人生の中で自分はなにをしてきたのかと考えるとなかなか答えられない人が多いという。きっと絶対的なものを発揮できる時に発揮しなかったからであろう。《構成》《題材》
 相対的に物事を見ることで目標を定めやすくしたり、絶対的なものを必要とすることで自分を大きく躍進させたりすることはどちらもいいことである。しかし、最も大切なことは他人に惑わされず自分で考えることだと私は思う。「自分の幸せが他人の幸せとはいえない」という名言にもあるように、自分と他人の考えが一致することはないのだから自ら考え手段を探る必要があると思う。《主題》《表現》

   講評   miri

<第1段落>的をしぼったじょうずな導入ができました。全体のバランスもたいへんよいですね。
<第2段落>2つの例が入りました。生きる知恵とはまさにこのことだ! たくましいですね。低賃金の賃金とは、給料のことなので、この場合は「低価格」「低コスト」などの表現がよいかと思われます。もうひとつの知恵としては、タイムセールや閉店間際の値下げがありますね! 
<第3段落>多少、わかりにくい表現ながら、絶対的なものの見方の重要性を説きました。「独自の価値観」という概念を用いるとわかりやすくなるでしょう。
<第4段落>結びの段落、言葉を選んでコンパクトにまとめることができました。
 たいへんよくできました。進級試験は合格です。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)