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　　　制服の良し悪し　　　さる吉

　　制服の良し悪し　
　　　　　　　　　　　　　　　さる吉
　僕は、制服はいいものだと思う。僕は、幼稚園、小学校、中学校のすべてに制服が、あった。これからの中学校での生活や、高校にも制服があるため、合計で15年間は、制服を着ることになる。
理由の一つ目は、制服を着てみると、その学校の生徒により一層なった気がし、さらに学校の看板を背負っている感じがして、悪いことができなくなる。これに対して、制服を着ていないとランドセルやかばんを置いて行けば、どこにでもいるただの子供になるから、悪いことができてしまうからだ。
　二つ目の理由は、制服を着ることによって毎日同じものを着ればいいわけだから、毎日毎日洋服を選ぶ手間が省けるからだ。
　確かに、制服にはきちんとしていて、慣れるまでとても着心地が悪いというマイナス面があるが、しかし「人は、その制服のとおりの人間になる。」という名言があるように制服を着て、よい行いをしていくことが、大切だと思う。

　　　講評　　　nanako

　純輝君こんにちは。今回の作文では「制服は良いか悪いか」ということを考えてくれましたね。いつもに比べて字数が少ないのが残念だなあ。先週の進級テストの作文で、力を使い果たしてしまったかな？（笑）
　幼稚園からずっと制服を着ている純輝君は、制服はいいものだと思うのですね。そう思う理由を二つ書くことができました。
　まず一つ目は、制服を着ることによって、その学校の生徒だという自覚を持つことができると考えることができたね。「学校の看板を背負っている感じ」というところは、とてもうまい表現だね。制服は、「羽目をはずしたくなるような気持ちを抑えてくれる」こういう感覚は先生にも経験があるよ。
　二つ目の理由として、毎日洋服を選ぶ手間が省けると考えることができたね。確かに朝の忙しい時間に、毎朝着ていく服を選ぶのは面倒だね。特に男の子は、制服のほうが楽でいいなあと思うのかもしれないね。ここには、純輝君らしい体験実例が入れられるとよかったね。
　反対意見への理解では、制服のマイナス面を考えることができました。意見文の組み立て方が、もうしっかり身についているね。少し堅苦しいところもあるけれど、制服は中学生らしい行いをする手助けをしてくれるものかもしれないね。