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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分のアイデンティティ   えちみ

 衰弱したアイデンティティのぎりぎりの補強、それを個人レベル、感覚レベルでみれば、たぶん「清潔願望」になる。自分の中になんの根拠もないまま、自分の同一性を確保しようとするのなら、〜ではないというかたちで、ネガティブに自分を規定するしかない。ぼくらは自分の存在をじぶんという閉ざされた領域のなかに確認することはできない。要するに、じぶんの存在が他者にとってわずかでも意味があること、そのことを感じられる限り、自分を見失わないで居られる。他者という鏡がないと、ぼくらはじぶん自身にすらなされないということだ。他者の他者としてじぶんを意識できないとき、ぼくらの自己意識はぐらぐら揺れる。あるいはとても希薄になる。つまり、じぶんの最後の防壁を、過剰に防衛しようというのが、異物との接触を徹底して回避しようとするいわゆる清潔シンドロームだったのではないか。(要約)わたしは「自分は〜ではない」という否定的な形でアイデンティティを確立するよりも他者との関係からアイデンティティを確立するほうがいいと思う。(是非の主題)
 その理由は、他人とのアイデンティティを確立したほうが、自分に自信を持つことができるとおもう。自分を否定的にとらえていくより、他人に認められたり、ほめられたり、励ましあうほうが、自分に自信をつけることができる。勉強でも、ほめられたりすると、もっとやる気が出て、どんどんできるような気がしてくる。また、自分の長所をほめてもらったら、どんどんそこが伸びていくと思う。短所についてアドバイスしてもらえば、そこが長所になっていくと思う。(複数の理由1)
 また、第二の理由としては、他人との関わりの中でアイデンティティを確立したほうが、自分が成長できるからだ。じぶんは〜ではないというアイデンティティの確立の仕方は、どうしても後ろ向きになってしまう。すると、自分が成長できないとおもう。他者とのかかわりの中で自分の良いところや、自分らしさを見つけ出すことができる。すると、自分が成長していくことができる。(複数の理由2)
 たしかに、否定的な形でアイデンティティを確立したほうが簡単である。しかし、短所をなくす一番よい方法今ある長所を伸ばしていくことである。」という名言があるように、他者との関係の中でアイデンティティを確立していくほうが、前向きで自分のよいところを伸ばしていくことができると思う。(反対意見への理解)(名言の引用)

   講評   sarada

難しい長文だったね。この長文を読まなければ、「アイデンティティ」 がどのように確立されるかなんて考えもしなかったかもね。この長文が言うように自己を確立していくには前向きな他者との交わりが必要だということが、うっすらではあるかもしれないけれど理解できたんじゃあないかなあと思います。
【体験実例】は、自分がほめられたり、認められたりして自信が持てたことなどをあげていけばいいでしょう。また、こんなことがあったから自分の成長を自分で感じ取ることができたなどの実例があげられるといいね。友人とのささいなくい違いでも、自分にとって良い経験になったりするものです。
最後の段落は、名言を使いながら自分の意見をしっかりまとめました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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