対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
志望校別の対応ができる受験作文。作文の専科教育で40年の実績。

昨日2356 今日1504 合計10858
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   地球の寿命   白河夜船

 森の美しさは、嗅覚・聴覚・触覚など五感全てが、開放されてこそ初めて見えてくる。五感の全てを開放し、全身で森と対話したとき、初めて森は私たちを受け入れてくれる。多様な草木、虫など、風や光においてもすべてが、深く関わり合って一つの大きな生命体として生きている森なのである。森にある全てのものが、それぞれの役割を果たし、ともに一つの生命のシンフォニーを奏でている。そこには、森と隔離された観客席は森の一員として、隅っこにでも加えてもらわなければならない。(要約)私たちは、自然はひとつであり、自然の一員であるという意識をもつ生き方をしたい。(主題)
 自然に対しての意識をもつための方法としては、もっと自然と触れ合うということだ。この、大自然の中では生き物が助け合って生きているのだ。食物連鎖というものがあるが、これは、食べる・食べられるの繰り返しで、虫が草を食べ、虫を小鳥が食べ、小鳥をタカなどが食べるというようにどんどんと、広がっていくのだ。それを知ることも、自然を知ることにもつながると思う。もっと、触れ合うためには団体が行っている環境学校などに参加したり、学校などでも田植えの体験などもある。実際僕も、環境学校に参加して富士山に登ったり小笠原諸島へ行ってきたりした。そこで、広大な森に入って、自然とたくさん触れ合った。そのときは、なんだか不思議な感じがして、森の一員になったような感じもした。(体験実例)
 もうひとつの方法としては、地球もひとつの生命体だと思い、大切にすることだ。最近リサイクルという言葉を良く聞く。これも、大切にすることのひとつであると思う。今ある資源を繰り返し繰り返し使って、できるだけ消費を減少させることだ。地球の資源は無限ではない。いつまでも、使っていてはなくなってしまう。だから、限りある資源を大事にしなければならないのだ。難しそうに聞こえるが、これはとても簡単にできることだと思う。無駄な電気を消したり、エアコンの温度を少しあげるだけでも、地球を大切にしていることになるのだから。
 しかし、今現在の文明社会を支えているのは、開発である。地球の森などを削り、いろいろな研究を重ね、いまの豊かな社会がある。しかし、「存在するものには良いか悪いとか言う前に、すべてそれなりに理由がある。」という名言もあるように、自然はひとつの生命体であり、私たちは自然の一員という意識をもつ生き方をしたい。

   講評   kira

 白河夜船くん、こんにちは。文句なし、立派な合格作文です。テーマもいいよね。ちょうど、愛知万博に重なって、今こそ考えておきたい事柄です。
 食物連鎖は、生態系を守っています。生態系とは生物がまた別の生物を守るといった生命の維持システムのことを言うのですよね。今、最も生態系の豊かな自然林がどんどん消えているといいます。先進国の身勝手な価値観で開発を行う事はぜひやめなければなりませんね。
 リサイクルはぜひ心がけたいね。消費を減少させる事は経済活動にマイナスというリスクもありますが、お金と命とどちらが大切かという議論の答えは明白です。ヨーロッパでは4R運動というのがあるそうです。Refuse(やめる、断る)Reduce(使う量をへらす)Reuse(再利用する)Recycle(資源化する)小さな取り組みが大きく実を結ぶはずですね。
 やさしい気持ちで勇気を持って行動する事が必要です。
  

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)