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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自立と協力   ビーバー

 文化ということを、ここでは日常の生活にあらわれている面から考えていって、ヨーロッパと日本のそれを比べてみると、最初に思いうかぶのは、次のことである。今世紀にいたって崩壊したといわれる市民生活、ないし市民意識は、むかしにくらべればすき間風だらけなのであろうが、外来者の私たちにとっては、それが今なおあらゆる人の生活の強い背骨をなしていることにおどろかされるのである。日本の生活意識においては、このことは、一部の人たちに概念的にうけとられているほかは、いまなお全く欠けているのである。(要約)
 確かに、外国のように個人で自立することは大切だと思う。将来、自分の親が死んでしまったら、自分一人で生きるしかないので、「自立する」ことは避けては通れない。さらに、自分の考えを持っていないと自分の意思とは違ってしまいあまり納得が行かなくなる。「個人」を強調することは自分の個性をアピールすることでもあると思う。僕は小学校6年生の時、最後から2番目の全校行事のとき、自分の好きなことをやってみたかったのだが、反対派がこちら側の5倍以上いたので意見が通らず、まさに「出る杭は打たれる」で、徹底的に反撃されてしまった。ただ、今は悔いは残っていない。だから、外国のように個人で自立することは大切だと思う。(体験)
 しかし、協力して助け合うことも大切である。協力して助け合わないと実行できないこともあるし、協力して仲良くできたら助け合うことが楽しくなる。みんなで意見を一つにまとめて団結してやればとても大きな力になる。今まで起こってきた農民一揆(笑)や反乱、ストライキはこれが原理である。助け合うと実行力が大きくなるので、協力することは大切だと思う。
 個人で自立することも、他人と協力することも、どちらも大切だと思う。しかし、「できあがった規則をなんとか守ろうとすることよりも、実態に合わせて規則を変えていくことが、真に規則を生かす道である。」という言葉に表されるように、双方の長所を取り入れて文化を変えて行くことが大切なのだと思った。(総合化)

   講評   miri

<第1段落>日本とヨーロッパの違いのもっとも根幹をなすような部分についての話です。うまく要約できています。
<第2段落>他人に流されず、意志を通すことができれば、結果にかかわらず後悔がないということのうまい実例です。多数決は民主的とは言うが、付和雷同の賛同者が多い日本では、「ほんとにいいのか、それで」という気持ちにさせられることもしばしば。
<第3段落>まさに農民一揆、は強烈なイメージを持って、「一致団結」をアピールしていますね。ひとつの共通目的のために、力を結集するとどれほどの力が生まれるかが如実に示されています。
<第4段落>総合化の主題の、手法が完全に身についています。ほかの場面で、何かをまとめるときにも使ってみましょう。
                     

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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