対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   世界中、どこに行っても (清書)   セコイア

 「着きましたよー。さあ、降りてください。」
ヨセミテ国立公園で、ふと私の耳に入ってきたのは、このような言葉だった。
 「日本語だ!!」
私は近くを見回してみた。すると、日本人のガイドさんの声と共に、観光バスからいっせいに降りてくる日本人観光客が目に入った。私は驚いてしまった。急に、日本語が聞こえてきたからである。
 又、グランドキャニオンでも、似たような光景に出会った。グランドキャニオンを見るのに夢中になっていた私は、ふと自分の周りの様子が違う事に気がついた。さっきまで、グランドキャニオンのがけっぷちに立ちながら、夢中で写真を撮っていたアメリカ人がいないのだ。その代わりにいたのは、なんと日本人ばかりだったのだ!
 「集合して下さいー!!!」
ガイドさんの声がすると、
 「ぞろぞろぞろぞろぞろぞろ。」
という音と共に、あんなに沢山いた日本人観光客は、瞬く間に姿を消してしまった。まるで、数えきれないぐらいの羊が、羊飼いの声を聞いて羊飼いの所に戻っていくようだった。
 私はアメリカにきても、日本人がいると安心したり、日本をそんなに恋しく思わなかった。それは今も変わらない。もし、私がハワイに旅行した時に、「家庭訪問」プログラムがあったら、私は大喜びでホノルルの家庭を訪ねていたと思う。普通の旅行では体験出来ないこんな良いチャンスを見逃すなんて、なんてもったいないのだろう。私は、ホノルルの家庭を訪ねた日本人はたった六人だったと聞いてこう感じた。なぜなら私は、ホノルルに住んでいる人たちは、毎日どういうふうに暮しているかとても気になるからだ。そして、旅行では分からない、ハワイの良い所と悪い所を実際に住んでいる人たちに聞いてみたいのだ。
 日本人は、文化的カプセルの中に入って自分からカプセルの外に出ようとしない人が多いようだ。しかし、旅行に行っても、観光バスに乗り観光客相手の仕事をしている人としか接しなかったら、その国の文化がわからない。特に海外旅行は何回も行けるものではないので、海外旅行をする時には、思いっきり文化的カプセルを脱いで、その国の人ともっと接した方がいいと思う。

   講評   hutu


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