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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   他人の意見or自分のやり方   ビーバー

 自分で判断し決断し行動する。簡単なようにみえて、じつはとてもむずかしい。しかし、われわれが社会生活を送っていく以上、自分で考え、自分自身で判断しなければならないことは当然のことであり、ときには厳しい決断を迫られることも少なくない。ところが、子どもたちを取りまく最近の教育状況は、これに逆行していることが少なくない。そのせいか、自分で判断できない、自己決定できない、したがって自分自身の指針をもたないまま行動してしまう子どもが多いという。(要約)
 確かに、自分で判断することは必要だと思う。自分で考えて実行しなければ納得が行かないかも知れないし、他人にばかり頼っていると、他人の意見に従わなければ良かった、などと後悔する場合もある。国語のテストなどでは、解答者の考えを聞く記述問題がよく出てくるが、この時に相手の考えを聞いていたら間違いなくカンニングになるし、自分の考えを持っていないので答えられない。僕は、小学校の頃通っていた塾のテストで考えを聞かれて自分の考えを正直に答えたら、部分点どころか満点をもらってしまった。このように、自分で考える能力を身に付けていたら後で便利なので、自分の考えを持つことは大切だと思った。(体験)
 しかし、他人の意見を自分の中に取り入れることも必要だと思う。他人の意見を取り入れないと自分の考えていることが正しいのかどうかわからなく、不安である。時々、他人から自分の考えの欠点を指摘されて「なるほど!」と思うこともある。僕は夏休みの社会の宿題で、「モノの歴史(題材は自由)」という課題を片付ける時、題材は夏ということで花火にした。しかし、他人の題材の分布がわからず、自分と同じ題材にした人はいないかどうか、不安だった(もちろん他人のを写したと思われたくないから(笑))。休みが明けてクラスの中に一人も同じ題材の人はいなくて良かったのだが、他人の意見が無いと不安である。だから、他人の意見も大切だと思う。
 他人の意見を聞くことも、自分の考えを持つのも、どちらも大切である。しかし、「始めることも大切だが、やり遂げることの方が、もっと大切である。」という言葉に表されるように、自分の考えたやり方をしっかり最後までやる力を持つことが大切だと思う。(総合化)

   講評   miri

<第1段落>よく読み取れています。
<第2段落>自分の意見を持つことで、成功した話ですね。「自分の考えをもっていないので」→「いないと」ですね。
<第3段落>他の人の状況を知って、自分の位置を確かめるというようなことが必要な場面ですね。
<第4段落>総合化の主題にするためには、「自分の考えたやり方を」というのでは、偏っているように誤解されがち。。「自分の判断できめたことを」というように、他人の意見であろうと、独自の意見であろうと、自分の判断で選んだものを、というニュアンスがほしいわけです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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