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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   名前は宝物   くろーばー

 「○○。」私の名前は○○。私はこの名が気に入っている。理由はバレエで舞台に立っても平気な気がするからだ。でも適当な名前を付けられなくて良かった。なんたって名前は親からの最初のプレゼントなのだから。
 母に私の名前の由来を聞いてみた。すると、「どんな舞台でも活躍できるように」というのと「子がついた名前が良かったから」らしい。どんな舞台でも・・というのは実際バレエで発表会やコンクールに出ているので(いや、舞台とはそう言うのだけを指している訳ではない)、一応願いにそってすくすくと成長中だ。(?)他に舞台といえば、1年間の学習発表会や授業公開などなど。やはり名前にこめられた願いというのは一生かかってでも叶えてあげるべきだ。「まいこ」という一つの名前でも色々な漢字の表し方がある。○○、麻衣子、真衣子、満衣子・・・(最後の二つは当て字!?笑)。その中でもやっぱり「○○」が一番だ。舞踊の舞が入っているからこそバレエを頑張ってこれたのかもしれない。色々な意味で名前は大切だし、自分が思っている以上に「特徴」としてアピールできるものだと考えている。
 最近歴史の授業で豊臣秀吉を習った。そこで初めて知って驚いたことがあった。はじめ秀吉は「木下藤吉郎」という名前で、次に二人の人に漢字をもらい苗字を「羽柴」にして、ついでに名も変え「羽柴秀吉」となった。結局「豊臣秀吉」となって、歴史上では有名である。どうして名前を変えたのだろうか。それはまだ習っていないがとにかく自分のしかも親からもらった名前を、勝手に変えてしまうのはどうかと思う。全国統一する者はかっこいい名前にしておかないと気が済まなかったと言う考えも昔はあったかもしれない。まぁたしかに歴史を動かした人物の名前が「木下藤吉郎」なんていったらちょっと間抜けしてしまうが、三回も名前を変えるとは・・・私的に信じられなかった。昔は昔、今は今だがそれでもちょっとやり過ぎている気がする。(私だけ!?)
 名前とは親から一番初めにもらうプレゼントなのだから、適当に付けられてはたまらない。人間にとって名前は願いや希望が込められている一人一人の大切な宝物だ。時代とともにどんどん名前を変えていくのではなく、結局は態度で何もかも変わっていくのだから名前の期待と共にがんばって、その名が自慢となるぐらいにしなければならない。私はこれから親の願いにそうように自分なりに努力していきたい。それがきっと一番の親孝行になるだろうから。

   講評   yoo

 くろーばーさん、こんにちは。くろーばーさんは、バレエを踊れるのですね。先生は、まったく習ったことはありませんが、見る(鑑賞する)のはとても好きですよ。ご両親から素晴らしい名前をプレゼントされましたね。1000字、達成しましたね。さすがです! 大変よくできました。(^o^)/

<第一段落>
 ◎書き出しの工夫……すごく印象的な良い書き出しです。シンプルな短い文章にしたのが、とてもよかったですよ。「親からの最初のプレゼント」という表現もとても素敵です。読み手をぐいぐい引き付ける書き出しの説明です。
<第二段落>
 ●聞いた話……くろーばーさんの名前の由来を、お母さんに取材してしっかり表せました。ご両親は、くろーばーさんが幸せに素敵な女の子になるようにと願いを込めて付けてくれたのでしょうね。
<第三段落>
 ●聞いた話……歴史上の人物の名前について話題を変えたことで、作文に広がりが出ました。「名前の由来」という内容できちんとつながっていますね。よくできました。秀吉は、「名は体を現す」(●ことわざ)ということを考えていたのかもしれませんね。
<第四段落>
 ●一般化の主題……人間にとって名前とはどういうものなのか、くろーばーさんの意見をしっかり述べることができました。今回もとても上手です。
 ●書き出しの結び……「名前は親からの最初のプレゼント」という第一段落の言葉を、もう一度結びに表せました。くろーばーさんの両親思いのこの気持ちが、もう十分親孝行になっているのではと思いますよ。仲の良い家庭の様子がうかがえる温かい作文です。 
    

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