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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本の手仕事は減っている   ベッキー

 あなたがたはとくと考えたことがあるでしょうか、昔は日本がすばらしい手仕事の国であることを。 かりにこういう人間的な働きがなくなったら、この世に美しいものは、どんなに少なくなってくるでしょう。 私たちは無名の職人だからといって軽んじてはなりません。
 私は入学式の時、母に服を作ってもらった。レース月の黒い服だった。靴は運動靴だった。卒業式はもっときれいなのがいいなと思った。まるで入学式より卒業式の方が重要なようだ。
 千葉県では丹念にて仕事で作った清酒海外にも輸出するのだ。愛知県では手仕事で作った焼き物や染物がたくさん作られている。手仕事の名産品はたくさんあるんだなと思った。私の趣味はビーズで、今、自分の手作りで作った指輪を集めている。もちろんビーズです。機械で作っている指輪だと心がこもっていない思う。だから手作りで作ったものは大好きだ。夏休みの作品で時計をたくさん作っている人がたくさんいた。みんなどれもパーツを買ってきて作っているのだと思う。そういうのを見ているとなぜか色あせているように見える。どれも手作りで色がごちゃごちゃの方がなぜかきれいに見える。自分の作った指輪だけど指にはめるのは小さいしシャーペンに飾ろうと思ってもはまんなかった。帯に短したすきに長しだ。
 コンビニで売っているおにぎりだったら作る人も食べる人もわからない。でも、母が作るおにぎりは母が作って私たちが食べるとわかっている。母が作ったおにぎりはいくらでも食べられそうなほど美味しい。母が作ったものは買ったものよりおいしかった。日本では昔は手仕事がさかんだったけれど、今は手仕事がだんだん減って機械仕事が多くなっているとわかった。

   講評   nara

 日本の手仕事ということで、千葉や愛知の話を紹介したのだね。それこそ、日本全国にこういう手仕事のすばらしいものがあるはずだけれど、私たちが実際に手に取って使うことはなくなってきた。手仕事のものよりも機械製品の方が、身の回りに増えてきたからだね。
 手仕事が減ってきたということは、ベッキーちゃんも書いてくれているけれど、どうして減ったのだと思う? 機械製品が増えたのは、機械製品の持っている特ちょうが受け容れられているからだろうね。手仕事が減って、機械製品が増えた理由をベッキーちゃんのことばで説明できると、もっとよかったと思うよ。そのヒントは、ベッキーちゃんが電話のときに話していた「手作りのものは世界にひとつしかない。」ということね。機械製品は、簡単に安くたくさんできる。手作りのものは、その反対だ。
 お母さんのおにぎりの話はいいね。ベッキーちゃんはおにぎりでもビーズ指輪でも、手作りのよさを知っている。だから、機械製品のものと比べて、「やっぱり手作りの方がいいな。」と思うことができるのだよ。もし、小さいころから手作りのものを与えられていなければ、機械製品が当たり前になって、別に悪いとも思わないだろうからね。みんなが手作りのものをもっと使うことで、手作り商品や手仕事名産品も生き残る道が開けてくるはずだね。
★イラストは、ドラクエなのね。ドラクエ、全然やらないからパソコンで検索(けんさく)したよ。

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