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　　　私の好きな食べ物　　　ベッキー

　「わあ、おいしそう。」
　私の好きな食べ物はたくさんある。少なくしていうとラーメン、カレー、寿司、ステーキなどだ。カレーはなぜかいつもものすごく早く食べられるのだ。辛口は苦手なので家では中辛を食べている。父や母は辛口が好きなので物足りないらしい。ラーメンはスープがとても美味しいのだ。ラーメンは塩としょう油が好きだ。
　この前に見た映画『チャーリーとチョコレート工場』で気に入った映像がある。一つはワンカさんという天才が作ったチョコレートの宮殿だ。部屋の中全てチョコレートなのだ。家具やいすまでチョコレートで出来ているのだ。くっつけるセメントもチョコレートだった。でもその宮殿は長くはもたなかった。チョコレートの宮殿がくずれていくところを見てもったいないと思った。もう一つの映像は何から何までお菓子で出来ている草原があった。チョコレートの川が流れていて食べられる草がたくさん生えていてチョコレートの滝が流れていた。あちこちにキャンディーの大きなかたまりがあって、木が生えていてクリームの実がなっていた。とても美味しそうだった。一口でもいいから食べたい気分だった。
　今度私はニンニクラーメンを自分で作ってみんなで食べたいと思っている。私はニンニクが大好きだ。早く食べたいと思った。でも作るのがむずかしそうだ。ものすごい有名なラーメン屋が津田沼に一件ある。そこはいつも並んでいるらしい。このラーメン屋はテレビに出て有名になったそうだ。
　ケーキ屋のパティシェヨコヤマが二週間ぐらい前に家のすぐそこに出来た。おかしを買って食べたいけれどものすごく並んでて二時間待ちだった。まるでディズニーランドの乗り物に並んでいるようだ。でも今度並んで買う予定になっている。パティシェヨコヤマが有名な理由はテレビチャンピオンだったからだ。そこもテレビに出たそうだ。テレビの力はすごいと分かった。
　「わあ、おいしそう。」母がもらってきたケーキを見てそう思った。

　　　講評　　　nara

　好きな食べ物がたくさんあっても、作文ではなるべく数をしぼって書こうといったけれど……どうしてもたくさん書きたくなったのね。これでもベッキーちゃんにとっては「しぼった！」のだろうな。好きな食べものがたくさんあるということは、いいことだと思うよ。病気などで食べたいものが食べられない人もいるし、地球の中には食べることも難しい国もあるものね。おいしく食べられることに感謝する気持ちも忘れずにいよう！
　自分で作るおいしいものもいいけれど、みんなの評判になっているお店のものも食べたいね。それに、映画のような物語の中に出てくる空想の食べ物もおいしそう！　おいしいもののことを考えていると、だんだんおなかがすいてくるね。さて、今一番食べたいもの、どれか一つを選びなさいと言われたら、ベッキーちゃんは何を選ぶかな？　
　→　どれか一つと言われたら……これ！
　→　どれか一つと言われても……選ぶことはできない！
どちらの答えでもいいから、作文に入っているといいな。
　テレビの力はすごいね。一日で有名店になってしまうしね。そういう店が本当においしいのかどうか。これが自分の舌でわかるようになるといいな。テレビや行列にだまされることなく、「私の大好きな○○」が増えると、それだけ幸せが増えるような気がするよ。
　この作文を読んでいたら、先生はすごくおなかがすいてきた！