対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   最後は笑って終われる人生を   ミーナ

 自然界にいる動物は、医者が診てはくれないから、自分で自分の体に気をつけて暮らさなければならない。最近の子どもは、動物として活動する場や機会が少ない。本来、子どもは動物の子どもと同じで、成長するに従い、さまざまな状況にぶつかり、自分の本能と相談しながら行動の仕方を選択することを覚えてゆく。日本が貧しかったころに育った世代は、それこそ石器時代から全課程をやってきた。いまの子どもは、生まれるとすぐ、電子機器、自動車、飽食の二十世紀に一足飛びなのである。火のおこし方も、あいさつの仕方も知らずに育つようなことになる。動物だって、それぞれ独特な方法であいさつするというのに。(要約)
 確かに,過保護に育てず,生きていく力を身につけさせることは大切だ。「かわいい子には旅をさせよ」という名言もあるが,過保護に育てると常識のない人間になってしまう。例えば,私の友達で,お父さんもお母さんも働いていて家に帰っても誰もいないので,朝ご飯は作っていってくれるが,晩ご飯はお姉ちゃんと作っている,という子がいた。また逆に,普段は一切包丁を握らない子がキャンプの時一緒だった。その子はタマネギをどこまでむくのかが分からず,結局全部むいてしまったのだ。これを見ていてさすがにこれは常識がなさすぎる,とおもった。タマネギは食材であるから,全部むいてしまっては食べるところがないのに・・・。
 しかし,教え,導き,視野を広くすることも大切だ。例えば,身近な例でいくと学校だ。学校では最も基本的なことを習う。よく数学などで「足し算,引き算,かけ算。割り算,これさえ分かっていたら生活できるのに,どうして証明や方程式を学ばなければいけないのか?」という人がいる。確かに生活するぶんには必要ないかもしれないが,知識として知っているだけでだいぶ違ってくるし,教養が身に付く。人間として大きくなることができるのだ。昔話でも「金太郎」なんかがそうだ。侍にスカウトされ,その道を究めたからこそ,立派な侍に成長し,人間的にも成長したのだ。(昔話実例)
 どちらの意見も大切だが,一番大切なのは自分で判断する力なのだ。過保護に育てられたとしても,そうでなかったとしても結局最後に判断を下すのは自分自身なのだ。人からの助言を聞いて育ったとしても,あくまで助言だ。自分の人生なのだから,自分で判断し生きていかなければならない。それをいちいち「将来何になればいい?」という感じで聞いていたら,だれの人生を生きているのか分からなくなる。もちろん,そんな人生おもしろくないし,自分で下した判断で後悔しても,自分で決めたことだから新しい解決策が浮かぶはずだ。長い目で見ると,恥をかいたことや失敗したことなどはほんの小さな事にすぎない。「家の批評ができるのは、建築家ではなくそこに住む人である。」という名言もあるように,他人がなんと言おうと自分が満足する人生ならそれでいいと私は思う。だから,失敗をおそれず,自分の意志をしっかり持って,死ぬときは楽しい人生だったと笑っていられるような人生を送りたい。(総合化の主題)

   講評   hota


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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