対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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納豆先生 えゆね
4−1の僕の担任、K先生は、とてもしつこい。
最近、納豆みたいにネバネバしてるので、納豆Kと名づけました。
遊んだときにも、友達と、
「こんなことでいちいち言う必要ないよな。」
などと、よく言っていました。
だけど、先生のことを最初から嫌いだったわけではありません。3年のときは、この学校にいる先生、ぐらいしか感じていませんでした。
それでも、僕たちの担任につくと、けっこう早く嫌いになってしまいました。
それでも最近になって、やっと良いところを友達が見つけました。それは、みんなが、何かを激希望したときに、予定を
たまに変えてくれるところです。
例えば、体育の時間、持久走をやり終えた後に、みんなが
リレーをやりたいと言って、粘りました。
そうしたら、次の国語を少し削って、リレーをやらせてもらいま
した。みんな喜んでいました。
僕はもう、この先生になれたので、一緒に2学期3学期、がんばっていきたいです。
講評 unagi
<構成>ユーモラスな題名です。この題名を見た人が、読んでみたいという気持ちになるでしょう。
<題材>「3年のときは・・・。」で「前の話」が書けました。人間関係を説明する良い例です。性格は、きょりが近づいて初めて分かることが多いですね。また、「それでも最近になって・・・。」で友達から「聞いた話」が書けました。その内容が、納豆先生の「よいと思うところ」であることに感心しました。バランスが取れており、上手いですね。
<表現>「納豆みたいにネバネバ・・・。」粘着質(ねんちゃくしつ)を表わすのに適したたとえです。よくできました。しかし、口うるさいのも愛情のうちである可能性はあります。「いちいち言う」担任の先生の言葉の意味を深く考えるといいかもしれません。(とは言うものの、私も子供の頃は先生たちにすさまじいあだ名をつけたものです。もちろんこっそり。)
<主題>「僕はもう、この先生になれたので・・・。」自分だけが思ったことが書けました。前向きであると同時に現実的です。この調子で充実した本年度を過ごしましょう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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