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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   心のネジ   アチャモ

 ミミズは土をやわらかくしてくれる。土が固い、それはミミズがいない、死んでいる証拠だ。ミミズはミミズの体内で栄養を沢山土に加えているのでいい土ができるのだ。つまり、自然の中でミミズは大切な働きをしているのだ。
 私はミミズのような小さい生き物や物は大切な役割をしていると思う。「ミミズがいない土=いい土ができない」このような方程式は農家の人たちだけではなく、人間、動物、そして地球全体に大きな影響が出てくると思う。だから、自然の中にひっそりと暮らしているミミズは大切な存在だと思う。そして、現代社会には「ネジ」が必要だと思う。自然界で小さなミミズが重要なように、私たち人間の生活では小さなネジが重要だと私は考える。
 まず、「ネジ」がなかったら土台を作ることができないからだ。木だけで棚を作ることは難しいが、助けとなる「ネジ」があれば誰でも作れるはずだ。私は一度折りたたみいすを技術の時間に作った。そのとき、やはりネジを使った。それ以外にドライバー、キリ、トンカチ・・・。このような小さい助けが大きなものを作る。そのために小さなものが必要なのだ。
 そして、ネジがなかったら何も成り立たないからだ。赤ちゃん以外の人はほとんどネジかミミズを知っている。ネジとは木と木を引っ付ける、のりのような道具だ。このネジのおかげで家や棚などといろいろなものがある。もしなかったら、みんな必死でネジの代わりになるものを考えているだろう。ネジは発明できるが、ミミズはできない。ミミズは小さいが、ひょっとしたら人間よりも、ものすごく大きな力を持っているのかもしれない。
 だけど、ネジがなくても成り立つことがある。たとえば、木造建築。日本の建物はネジのようなものを一本も使わず、木と石だけで建てられていた。ネジがなくても物は成り立つのだ。それは、すばらしいことを日本の人は考えた。私は木造建築を見ると「日本の人はすばらしい。ネジがなくても生きることもできる。」と考える。
 だが、小さな部品は必要だ。どの機械にも小さな部品はある。自動車、コンピュータ、大型機械。大きいネジや見えないぐらい小さなネジ。いろいろある。「自然にかえれ」という名言があるが、ミミズは誰も作れない。ミミズは人間から見れば、やはり人間のほうが大きな力を持っていると見える。だが、誰も作れないすばらしい力を持っている。同じようにネジも大きな働きをしている。ネジにはいろいろなネジがある。たとえば、車のネジ。一本でも取れたら車に何かが起きるはずだ。故障したり、パンクしたり。ネジには大きな責任がある。ネジにはこのような大きな責任があるので、すばらしいことができると私は考える。
 今、人間に足りないネジがひとつある。それは、心のネジ。人間には、人のことを考えるネジ、優しいネジ、言葉遣いのネジなどいろいろなネジがある。いつの間にか「ネジ泥棒」に私たちは何本か抜かれているのだ。それを自分で見つけ出したり、作ったりと努力して抜けているネジを取り戻すか。そのままにしておいとくか。ここで人間の分かれ目だ。そのままにしておくとどんどんネジが抜けて、自分のネジがなくなる。だから、ネジを取ろうと悪い人になり「ネジ泥棒」になる。ネジを取り戻せば、いい人になれる。そして、すぐに取り戻せば、探すネジの本数は少なくて済む。このようにいいことが二つもある。このチャンスを見逃すと大変だ。早めに抜けたネジは取り戻して、大きくて広い心を持ち、ミミズとネジのようにすばらしいことができるように頑張ろう!!

   講評   inoko

 アチャモさん、こんにちは。難しいテーマにも、しっかりと取り組んでいますね。何だか頼もしく感じますよ。新聞やニュースで得た知識を、さらに感想文にいかしていくといいですね。


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