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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   プラス・マイナスイメージ   ビーバー

 スポーツなどの専門分野では、特別のことばがよく使われます。しかし、実際の体験をして、「これが前傾ということなのか」とか「これが腰を入れるということなのか」とわからないと、これらのことばに従って体を動かすことはできません。ところで、何をするにしろ、どうしたら失敗するか、ということを知っていて失敗することはめったにありません。どういうわけか失敗してしまうのです。そこで、次に同じことをするときに、「また、失敗するかもしれない」と思うと、ほんとうに失敗してしまいます。(要約)
 確かに、言葉によって行動がプラスの方向に向くことはある。僕は野球部の顧問の先生に、バットの振り方を教えてもらった。「バットを日本刀を鞘からスッと抜くようにボールに持っていく」と言われても、素人だとうまく感覚が掴めない。しかし、このような言い方をすればコーチと選手の間ではイメージが掴みやすい。あとは「ひざを柔軟に」「横腹を張って軸足に体重を残す」「腰の回転力を使ってボールを跳ね返す」などの言葉も両者の間ではイメージが掴みやすい。僕の場合、ある程度特別な言葉は知っていたので理解できていた。「がんばれば当たるのではないか」と思いながら練習していたら、とりあえず球が当たるようになった。このように、言葉には行動をプラスの方向へ持っていく力がある。(体験)
 しかし、言葉にはマイナスの方向もある。僕は小学校の体育の授業で、バスケットボールをやっていた。その時に、「シュートを失敗しそう」「チームが負けそうな気がする」などと思っていると、本当に失敗したり、負けたりする。ただ、何も考えていないと距離が長くてもなぜか入ってしまう。「うさぎとかめ」の昔話のかめは、がんばってみようと思っていたのでうさぎに勝つことができた。もしかめが始めから負けると信じ込んでいたとしたら、がんばってうさぎに勝てるものも結局勝てなくなってしまう。このように、言葉にはマイナスの方向の力もある。
 言葉にはプラスの方向にもマイナスの方向にも大きな力を持っている。しかし、「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである」という言葉に表されるように、言葉によって自分の長所を伸ばせば、短所は自然に淘汰されていくはずだ。実行することはとても難しいが、これからは、僕もそのことを念頭においてプラスイメージを持って行動していきたいと思った。(総合化)

   講評   miri


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