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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   初めてのコーヒーつみ(題名の工夫)   ロックマン

 「わっ、赤ーい。」
週末にコーヒーつみに、家族とお父さんのスペイン語の先生と行きました。行った場所は山道でとてもでこぼこしていました。三十分ぐらいでコーヒーつみの場所に着きました。車をおりて外に出ると、ぼくが住んでいる所よりすずしかったです。コーヒー農園は山の斜面にあって、ぼくたちはさくのない所から入りました。ぼくは、コーヒー農園は斜面ではなく、平面の畑みたいな所だと思っていました。
 がけの斜面を下りて行くと、コーヒーの木がいっぱいありました。コーヒーの木の枝がだいたい顔の辺りにあったので、よけながら進んでいったのですが、結局、口にぶつかってしまいました。コーヒーの実は最初は緑色でどんどん赤色に変わっていきます。その赤色の実の皮を取ると、中から白とうす緑を混ぜたような色の実が二つ出てきました。さわるとヌメヌメしています。先生は、
「中の実は食べられるよ。」
と、口に入れました。つられて食べてみると甘い味だけど、食べた事のないような味でした。
 ぼくたちが行った時のコーヒーの実は、ちょっと悪かったらしいです。なぜなら、一度大きくなった木を切っていて、脇から生えてきた木になっている実だったからです。コーヒーの木のある場所の少し下に、バナナの木がありました。先生は、
「夜にサルが来て、バナナを食べるよ。」
と教えてくれました。でも、まだ色は緑色でした。それに先生は
「バナナの葉っぱは大きいから、エプロンみたいにしてコーヒーの実を一度にいっぱい集められるよ。」
と、言いました。お父さんが、
「家でコーヒーを作ろう。」
と、やる気になっていたので、ぼくたちは実や若木を取って家に持ち帰りました。
 ぼくは、コーヒーがこんな所にあると思いませんでした。しかも、茶色いコーヒーの色を最初からしていると思っていました。でも、本当は赤い色をしていると分かってよかったです。今度は、パイナップルやバナナ取りに行って、観察したいです。帰りの車の中からコーヒー農園に出かせぎに来ている人がたくさん乗っているトラックが走っているのが見えました。お父さんに聞くと、
「あの人たちは家に帰るんだよ。」
と教えてくれました。ぼくは、二人ぐらいなら乗せていくのになと思いました。

   講評   sumomo

 おもしろい観察ができましたね。先生は毎日コーヒーを飲んでいますが、コーヒーの実は見たことがありません。もちろん口に入れてみたこともないので、作文を読みながら、「へぇ〜。」とか「ふぅん。」と感心してしまいました。コーヒーの木が思ったようなところで栽培でされているのではなく斜面にあったことや、バナナの葉っぱでコーヒーの実を集めることなど、たくさんの発見がありましたね。コーヒーの実はどんなふうにつんだのでしょうか。日本でのみかん狩りのように手でもぎとるのでしょうか、それともはさみでぱちんぱちんと切るのかな?コーヒー農園にでかせぎにきている人のようすも観察できましたね。日本ではなかなか見られない光景が多く、良い経験になりそうですね。

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