対話と個別指導のあるオンライン少人数クラスの作文教室
小1から作文力を上達させれば、これからの入試は有利になる。
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   思いがけないかんさつ   ピプリー

(題名の工夫)

 私の家では、土曜日にときどき散歩をするときがあります。それは、お父さんにわけがあったからです。お父さんが、まゆげをぴっと上げてくつをはきました。
「お父さんねぇ、このごろ運動をぜんぜんしていないから散歩にでも行こうかな。」
すると、お母さんが私に言いました。
「お父さんはいつも帰りがおそくて、しほと顔を合わすひまもないんだから一しょに行ったら。」
 それが散歩のきっかけでした。歩いていると、いろいろなものがかんさつできるので、散歩をするうちにどんどんきょりが長くなっていきました。そして、三回目の散歩は、多良崎城跡公園をめざしてお父さんと、歩きました。歩いていると中は、学校の話とかべん強の話などをします。ときどき、犬のふんを見つけたりすると、そこから速くにげるように早足でいきます。このときの散歩では、いろいろな鳥がいて、めずらしい鳥もいたのでバードウォッチングができました。わからない名前の鳥がいたので写真をとって、帰ったら調べようということになりました。林にはシロサギ、オオタカ、カラスのような鳥、、茶色っぽい鳥などがいましたが、中には死んでいる鳥もいました。あまりにもたくさん死んでいたので、まるで鳥のはか場のようでした。たぶん、このあたりはりょうをしてもいい地いきなので、りょうで死んだり野犬にころされてしまったのかな、と思いました。あまりにも遠くまで歩いていったので、帰りは電車で帰ってきました。
 帰ってきてから、デジカメの写真を家ぞく全員で見ながら、さっそく百科じてんで鳥のところを開けて調べてみました。すると、カラスのような鳥はオオワシだったのです。そして茶色っぽい鳥はシャモでした。シャモはたたかいをする鳥として愛好されているそうなので、シャモとシャモでたいけつしてかたほうは死んでしまって、かたほうは生きていたのでしょう。
 今度行く時は、かんさつがよくできるように、そうがんきょうとか図かんを持っていこうと思っています。鳥ばかりではなく、虫とか星とか調べたいです。

   講評   yuta

 字数目標の500字をこえて書けました。●印の項目もバッチリ。進級テストは見事合格です。おめでとう!
●題名の工夫:『思いがけないかんさつ』。作文の内容を表した題名だね。
●いろいろな言った:『お父さんが、まゆをぴっと上げてくつをはきました。「お父さんねぇ。このごろ……」』お父さんの決意がつたわってきます。
●たとえ:3回目の散歩では、バードウォッチングしながら歩いたんだ。めずらしい鳥に出会えたね。死んでいる鳥があまりにもたくさんいて『まるで鳥のはか場のよう』だったんだ。野生の生き物は生と死がとなりあわせなんだね。
●前の話・聞いた話:家に帰って写真に撮った鳥を調べてみると、カラスのような鳥はなんとオオワシ、茶色っぽい鳥はシャモだったんだ。調べたことで、散歩がより有意義(ゆういぎ)なものになったね。
●自分だけが思ったこと:『今度行くときは、かんさつがよくできるように、そうがんきょうと図かんを持っていこうと思っています。鳥ばかりでなく、虫とか星とか調べたいです』。夢が広がりますね。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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