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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   人の道   一休さん

   人の道
 一休さん 
 私達、人間は思考して様々な行動ができる。それは随意運動と呼ばれ「行動をしよう」と意思表明すると脳機能が無意識のうちに働いて、勝手に目標に向かって身体が動くのである。しかし、行動するには、それに対する経験と言葉が必要である。言葉で理屈を理解しても、体験していない限り体は思うように動けない。また、経験しても言葉によって意志を抑えてしまう。このように、経験と言語は相互関係にあるといえる。(要約)
 確かに、言葉だけでは行動は起こしづらい。昔から「習うより慣れろ」と言われる。理屈だけを淡々と説明を受けて、実践に移す。この流れでは誰一人、完璧にその目標を実行できない。もしもその動作が完全に成し遂げたら、それは「天才」という部類に属し「才能」があると言わざるを得なくなる。学校の先生もよくおっしゃる。「最初からパーフェクトにできると思うな。そんな奴は学校に登校する必要性は無い。」と。僕も身をもって体験している。なぜか、僕の学校では柔道を学習する。僕は、この科目が時間割に入ってるのを見て絶句した。「柔道? 生活に無関係なこの科目は一体? 柔道なんて触れたことすらないぞ。」この不安は案の定、見事に的中するのである。当然スポーツの一種なのだから基本から教わる。受身の学習が始まった。まず先生がお手本を見せるのだが、真似ようとしても想像通りに動かない。もちろん、皆もできない。先生が情けない受身をしている僕に近づき、実技指導をした。近距離で模範を観察しても、論理は分かるが体が全く変な方向に曲がるのである。こんな時「習うより慣れろ」という言葉が胸を突く。ひたすら練習するが全然思うように動けない。言葉だけは足りない「経験」の不足が身に染みた。(体験)このように言葉だけは動作に連結しない。
 しかし、言葉が行動に大きく影響を及ぼすこともある。例えば、スポーツの試合が挙げられる。特に個人競技では無く団体競技にあてはまる。誰かがミスを侵した時に、頻繁に使用されるのが「Do not mind」いわゆる「ドンマイ」である。意味は「失敗は仕方が無い。次に繋がれば問題無いよ。」というものだ。この一言だけでも声を掛けられたら、気分は落ちこまないで済む。昔話「桃太郎」でも桃太郎が「鬼を退治しよう」という意志を表明しなければ、鬼は悪事を続け横暴を繰り返していただろう。(<無茶苦茶です)このように、言葉は多大に行動に影響を及ぼす。
 確かに、経験と言葉は両方とも大切な要素だが、最も大切なのはそれが成長に繋がっているかということだ。まず経験して言葉と結びつける。(総合化)また、更に高いレベルの目標を経験して高いランクの言葉に繋げる。このような螺旋状の成長過程が人には不可欠である。「もともと地上に、道はない。歩く人が多くなれば、それが道になる。」という名言通り、人が進むべき道は各々決定している。その道を成長しながら創り上げていくことが人の生き方であろう。

   講評   miri


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