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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   価値観   まめうしくん

科学の研究が「科学的」に進められるのかという疑問については、その成果が客観的で、大部分の科学者にとって、当然、あるいは、必然なものとされ、受容されて初めて「事実」として一応承認されるという実際の手順から見れば、「そうだ」と答えたくなる。だが、研究の現場で実際に起こっていることと、あげられた成果の客観性の解釈とを混同してはならない、と私は考えている。このように、客観性と解釈を混同してはいけないものは、科学の他にも沢山ある。
 例えば、劇だ。もしも同じ役を、二人の役者が自分の思うとおりに自由にやったとしたら、同じ例えばロミオも、全く違うものになりうる。身振り、台詞の間、表情がまるで別のもの一人になるだろう。一人一人違うロミオを持っていると行ってもいいだろう。それが他の役だったとしても、それは同じ事であると思う。たとえそれが歌でも同じだ。心を込めて歌いたい所は、同じ歌でも違う。そういうことだ。
 ドラマなどの監督は
『ココもっと表情はいんない?』
とか、
『台詞に感情込めらんないかなぁ?』
などの、演技の指導しかしない。監督の価値観で、
『今の笑い方、もっと、こう、高笑いしろ。』
とか言われると、自分でしろって言いたくなる。意見を押し付けられるのは気持ちのいい事ではない。

   講評   siori

なるほど、十人十色とはよく言ったもので、まめうしさんの言うように「価値観」や表現の仕方などは千差万別ですね。長文から劇やドラマなどの実例に照らし合わせたところがおもしろいポイントです。「客観性と解釈の混同」から、大きくテーマが広がりましたね。やるなあ!

今回は進級試験でした。目標字数の千字には届かなかったけれど、キラリと感性が光っていましたよ。しっかり考えて自分の思いを表現できるまめうしさん。「ムベ2」の四つの項目も入れることができるように、ゆっくり、一つずつ練習していきましょう。


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