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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化の壁   トノチュウ

近年、日本でもグローバル化がすすみ、他の文化と触れる機会が多くなってきた
。違う文化だからといって避けるのではなく受け入れられるようにならなければ
ならない。
その為の方法としてまず第一に自分の文化だけがすべてではないという事をしっ
かり自覚することだ。
僕の学校にはアフガニスタンからの留学生がいる。彼からアフガニスタンの話を
聞き、想像以上に日本の文化とかけはなれている事をあらためて感じた。衣食住
でくらべてみると、アフガニスタンはイスラム教宗徒が多いため女性は黒い布で
体を隠している。タンクトップにミニスカートでへそ出しルックの日本人がアフ
ガニスタンへいったらなんと言われるだろう(笑)食においても日本が一日三食
なのに対し、アフガニスタンのある地域では一日6食で、普通の食事のほかにお
茶の時間があるらしい。その留学生もそれに慣れてしまい、おやつをたべないと
お腹が痛くなるといっていた(笑)住む環境も日本とはかけはなれている。他に
も、この地球上にはたくさんの文化がある。僕たちはそれをしっかり認識しなけ
てはいけない。
第二の方法は文化という壁をとおして物事をみないことだ。
私たち人間はどうも文化という視点ですぐ物事を考えてしまう。男女問題もその
一つだ。僕たちは日本で生活しているうち、いつの間にか『男は仕事、女は家庭
』という考えをすりこまれていまっている。しかしこれは本当にそうだろうか?
確かに生物学的にみれば女は男に体力で劣るかもしれない。しかし、他の国へい
けば男が女性的な役割をうけもつ文化もめずらしくない。その逆においてもまた
しかりである。文化は生まれ持った性別まで規定してしまうのだ。
確かに文化を作り出したのは私達であり、人間は文化という枠組みがあってこそ
の生物だ。
しかし、文化は私達の視点を狭める物ではなく広める物でなくてはならない。


   講評   yama

 こんにちは。パソコンでの送信がうまくいかなかった理由は、もうばっちり分かりましたか?トラブルがおこったときなどはやっかいな代物になりさがってしまうパソコンですが、めげずにトライしてみてくださいね!

<第一段落>これも送信上の問題でしょうか。あまりにも要約が簡潔に過ぎますね(笑)4段落構成のバランスを考えると、200字程度がベストですね!「違う文化を避けるのではなく受け入れられるようにならなければならない」という当為の主題を出してくれました。
<第二段落>方法の一つ目は「自分の文化だけがすべてではないということをしっかり自覚すること」ですね。アフガニスタンからの留学生の実例を出してくれました。このような異文化交流をたくさん経験するのは大事ですね。
<第三段落>方法の二つめは「文化という壁をとおして物事を見ないこと」としてくれました。性別にしてもしかり。先の留学生のお友達のお話をもってきて、女性の服装についてをここでふれてもよかったですね。仕事とは違いますが、日本の現状と比較する意味で「卑弥呼」などの女性の身で人々の上でたった人の話を歴史実例として書いてみてもよさそうです。
<第四段落>人間は文化という枠組みがあってこそと反対意見に理解を示しつつ、「文化は私たちの視点を狭める物ではなく広める物でなくてはならない」とまとめてくれました。このままでは少し尻すぼみな印象ですね。もう一度当為の主題をもってきたりしてふくらませましょう。


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