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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉の変化   LOVE

 語源がわからなくなると、もとの語の発音や意味に変化を来すことがある。漢語の場合には、それに使われた漢字が忘れられると、意味用法の転ずることが少なくない。ことに話し言葉では感じでどう書くかを問題にしないから、意味を支持するものがないためとかく変化しがちである。言葉の正しさを論ずるときとかく語源が引き合いに出されるが、語源のとおりでは社会情勢の変化のために会わなくなるものが多い。社会は複雑になり、人の心理も単純ではなくなるから、語源のとおりであることが正しいということになると、今の現実の社会には合わないことになる。そうかといって一々言葉を言い換えるのも大変なことだろう。結局、言葉は各人の言語意識によって動いていくようである。その言語意識を作り上げるのは、主としてその人の経験、教養、学校で受けた教育である。言葉の正しさの規範意識もそこから生まれるようだ。
 時代の変化。これは誰にも止められない。それにともなって昔の言葉では意味がおかしくなってしまう言葉が出てきてしまう。では、それらを時代と共に変化させていくべきだろうか。
 まず変化した言葉をあげてみる。女中→お手伝いさん、めくら→盲人・目の不自由な人、つんぼ→耳の遠い人、後進国→発展途上国...etc.などだ。これはなぜ変わったか。時代が変化するにつれて「おもいやり」「みんな平等に」「という意識が高まってきた。その結果、めくら→盲人・目の不自由な人、というようにみんな同じ人間である、差別してはいけない、というおもいやりから言葉が変化した。
 しかし、ゲタ箱、枕木、つり革などは昔から変化していない。今、まさか毎日下駄を履いている人はいない。今、まさか鉄道のレールの下に木は並んでない。今、まさか誰も電車に乗っているときに革でできた輪状のものにつかまらない。 
 「ゲタ箱」を今の時代用に「靴箱」とかえてみる。しかし今の人たちはみんな靴をはいているのだろうか。夏になると女性はサンダルを、冬になるとブーツをはく。それを入れる場所を靴箱としてしまったらそれは間違いになる。サンダル箱、ブーツ箱、としなければならないのではないだろうか。また、ゲタ箱というが実際わたし達は「箱」に入れてるのではなく「棚」においているだけである。 しかし、これらを一々時代の変化と共に替えていたらきりがない。
 このように時代によってそのものを構成している物質が変わったからといって一々名前を変える必要はないと思う。しかし、時代の変化にともなう人々の考え方、意識の変化による言葉の変化はされるべきだと思う。

   講評   kanimo

課題文が正確に読み取れていてよいです。
まとめ方も短く的確になっています。
しかし、大切な部分でも、もっと勇気をもって捨ててください。
そして、課題文の表現が硬いときは、ふつうの表現に変えてください。
「変化を来たす」「論ずる」などの表現をなおしてみましょう。
下駄箱の例はわかりやすい例です。
「下駄箱」⇒「ゲタ箱」に変化したのも、下駄をいれるところではなくなったからでしょうか?


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