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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   勉強は大切   まーたん

「勉強」とはどのようなもので、何のためにするものなのでしょう。「べんきょう」というのは音読みだが、これを訓読みにしてみると「つとめしいる」と読みことができる。「つとめる」とは一所懸命にはげむこと、「しいる」とは無理やりやらせることといった意味だ。何のために「勉強」するのかという目的を問う前に、知識をえるために、がむしゃらに「つとめ、しいる」くせがついてしまったのだ。こうした背景から日本では、学問がただ単に「つとめ、しいる」作業として考えられ、めんどうくさく、たいくつで、つまらないものといったイメージが強くなってきてしまったのだ。
 私にも似たような話がある。私の家には、「日本の歴史」というマンガ本がある。その本は私のために買った本なのに私より弟のほうが、たくさん読んでいる。弟が読んでいる時に、私が、
「たけ!」
と呼んでも、
「・・・」
と、返事がない。弟はまるで耳がない人のようだ。多分、夢中になりすぎて、聞こえないのだろう。私は、お母さんに、
「日本の歴史、読みなさい!」
と言われてようやく読む、という感じで自分から進んでは、読まない。弟は夢中になってこの本を読めるのに、私は何ですぐにあきてしまい、夢中になれないのだろう・・・?と疑問に思った。だけどそれは、興味があまりないから夢中になれないのかな・・・?と私は思った。私は、弟をみならおう、と思った。
 私は、お母さんに似た話があるか聞いてみた。お母さんは、結構、自分から進んで勉強をする人だったらしい。花の女子大生になりたいと思って、一生懸命勉強をしたらしい。自分の心の中では、花の女子大生になって、すてきな王子様に会いたい、と思い頑張ったそうだ。私はこの話を聞いて、「えっ!」と思った。すてきな王子様って・・・もしかして・・・?そう、私のお父さんだ。「ま・まじのすけ?」という感じだ。お父さんは、すてきな王子様には、当てはまらないと思うけれど、まぁやさしい時もあるし良かったかなぁ・・・と思った。
 人間にとって勉強をするという事は、何のために勉強をするのかが分かれば、自ら進んでやる事ができるようになると思う。また、興味があることは、自ら進んで勉強ができるだろう。私は夢中になって「日本の歴史」を読むことを目標にしようと思う。このことでは、弟を見習う。お母さんの花の女子大生になって、すてきな人に会いたいと思って会った人が、お父さんだったことにはびっくりしたけれど、お母さんも弟も自分から進んで勉強をしてえらいな、と思った。何のために勉強をするのかといったら、自分のためだ。自分の将来のためだ。どうでも良い事だと思う時もあるけれど、よーく考えたら将来に生かすために、勉強は大切な事だという事が分かった。

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。「勉強」が「一所懸命に強いる事」だったとは、驚きでしたね。たしかに勉強はキツイよね。できれば、自分に甘くなりたくなる。
 先生の子どもも自分の部屋で勉強しているふりをして、こっそりマンガを読んでいることがあります。先生は名探偵だから風のにおいでそれがわかるんです。(こわいなあ)で、見つけて叱る時こう言います。「自分にごめんなさいって言いなさい!」
 これは、目標のために頑張ろうとしていたのだから、自分の目標を思い出してそれに「ごめんなさい」を言いなさいという意味です。勉強はお母さんに叱られるからするのではないね。
 弟くんは日本の歴史に興味津々なのね。不思議がどんどん体から湧き出してくるような感じなのでしょうね。
 お母さんとお父さんのエピソードは素適だなあ。お母さんは一心に勉強したから、きっと本物が見える目を持つことができたんだね。そうして本物の王子様を見つけたんだよ。だからこそ、まーたんやたけたけくんという素晴らしい子供も育っているんだね。
 大きく自分の未来を見つめると、今やって置くべき事が見えてくるね。未来のために、将来のためにと思ったら、勉強の辛さは多いほどいいのかもしれないね。
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