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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行列と秩序   藤山(ふじさん)

今日の社会には、行列という現象がある。行列を見ていると、工業化社会が近代民主義の母体である事が良く分かる。工業化社会によって現在の文明が栄えている事は明らかだ。そのためには行列のような決まりが必要である。
 その理由は、第一に、ルールを守る事によってさまざまな物事がスムーズにすすむからだ。現在の工業化社会には秩序がなければ成り立たない。例えば、すべての車が信号を守らずに自分勝手に走っていたら、交通機関は麻痺してしまう。車に限らずしっかりとルールが守られないことには、現代社会は存在できない。
 その理由は、第二に、ルールを守らないとさまざまな混乱を起こすからだ。例えば、2001年に、第32回明石市市民祭りの花火大会では、会場に向かう観客と帰路についた観客が歩道橋で押し合いになり、転倒し、死傷者を出した事件がある。この事件は、警察などが観客の誘導を怠り、歩道橋という花火を見る絶景ポイントに多くの人が集まり混乱が発生したから起きた事故である。警察がしっかりとルールを作って多くの人を誘導すればこの事故は、起こらなかったであろう。
 確かに、行列にもよくないところがある。多くの時間を行列に割く事になる。その時間にほかの多くの事が出来るはずだ。並ぶということは非常に時間の無駄遣いになる。しかし、行列を作らなければ、逆に時間をさらにかけてしまう事になることがある。ルールなしでは大変な事になる事があるということは、今までの説明で分かるはずだ。ことわざにも「急がば回れ」とある。結局は近道をするよりゆっくり回り道をするほうが安全で、効率がいい事が多い。この事はこれからの人生にも必要だ。そのため、行列は必要である。

   講評   inoko


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