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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   NO!ポイ捨て。YES!ゴミ箱。   雪女

 よく、ガムやタバコ、空き缶が捨ててあるのを見かける。そしてそれは周りの人の邪魔となる。私もたまにガムを踏んづけてしまったり、踏んでしまった車を見る。もはやその「ポイ捨て」は公害と化してしまったのではなかろうか。私は、やはりポイ捨てはいけないことだと思う。
 第一の理由は、一つポイ捨てされていると、ほかの人も真似して捨てていき、どんどんと増えていってしまうからだ。2・3年前、私は家から学校まで歩いてごみ拾いをした。(その間約6キロメートル。でも、今はくまが出て危険!危険!)そのときに気づいたのだが、ごみがたまっているところにはたくさんたまっている。なにもないところにはなく、拾わずにスムーズに歩いていけるのだが、たまったところに出くわしてしまうと、なかなか前に進むことができない。真似する人も悪いが、はじめに捨てる人も悪い。ごみはちゃんと持ち帰るか、ちゃんとゴミ箱に捨てるかすればよいのだ。
 第二の理由は、ポイ捨ては公害だけでなくて、地球の環境までもを、おびやかしてしまうからである。1998年のPHPのデータによると、「日本の年間ごみ排出量は5020万トン。東京ドーム135杯分。」だという。これには、ゴミ箱から捨てられたごみも含まれるわけだが、そのうち、どのくらいがポイ捨てされたごみなのだろうか。結構多いと思う。そして、ボランティアの人たちの手によって拾われ、ゴミ箱の中におさまったものも入れると、どれくらいの量になってしまうのだろうか。こうやって「ポイ捨てはいけません」みたいなことを書いている私にも、ポイ捨て経験はある。空き缶をポイッ、としたこともあるし、花をかんだティッシュや、破った紙をポイッとしたこともある。これでは自分のことを棚にあげているようなものではないか。ということで、「他人のフリ見て、我フリなおせ」の「他人」になれるように、まず自分から気をつけていきたい。
 確かに、ゴミ箱の少ないところでは、面倒くさくて、その場でポイッとしてしまうかもしれない。もっとゴミ箱を設置すべきである。費用がたくさんかかってしまうが、ポイ捨ては激減(??)するはず(??)である。それに、ごみを好んで持ち歩きたい、という人は多分、誰もいないだろう。しかし、「真によいことは、新聞に大きな騒ぎを起こすことなく、小さく始まる。」という名言があるように、悪いことも小さいことから始まってゆく。はじめは小さな気持ちで、ポイッと捨ててしまったことで、そこからとんでもない大問題を引き起こしてしまうことがある。「誰かが捨ててたから俺も捨てた」じゃ、済まされないのである。誰かが捨てたごみを見てついついポイッと、それを見て、ついついポイッと・・・・・・。こうした悪循環で、まるで、「ちりも積もれば山となる」の悪いバージョンのように、どんどんたまっていってしまうのだ。今に日本はごみの国と化してしまう。(冗談^^)それを避けるためにも、ポイ捨てはいけないこと、地球に生きる私たちがすることではないと思った。

   講評   takeko

「ポイ捨て」について、自分なりによく咀嚼した意見が書けましたね。第1段落は要約のかわりに自分で考えた導入となりますが、とてもうまくいっています。「理由1」ごみがたまっているところにはたくさんたまっている。「なにもないところにはなく、拾わずにスムーズに歩いていけるのだが」というのは、いい発見ですね!なるほど言われてみればそのとおり。人はきれいにしてあるところは汚しにくいものです。またきれいにしていないと気持ちがよくないので、ディズニーランドなどではたとえポイ捨てする人がいてもスタッフの人がすぐさまほうきで片付けるようにされています。この人たちはおそろいの制服を着て片付け方も踊るように軽快にするように教育されています。しかも呼び名は「カストーディアル」だそうです。ゴミ清掃人ではないのですよ!「理由2」データ実例ともにいいですね。たしかに家の中ではぽい捨てをしてしまうこともあるかも。名言、まとめともにうまくいっています。ゴミ処理はもはや世界的な問題。ポイ捨てだけでなくなるべく削減したいものですね。

読書らんの「シナオシ」と「吉永さん家のガーゴイル」という題が気になっています・・・なにかそそられるものを感じます!

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